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ー理想の生活ー

「見えますか、マスター。あれがお手頃な獲物、ラビットタビットです」


 僕は草むらに身を潜めながら、少し開けた方に目をやる。耳と足の甲がとても長いウサギのようなものが、あたりを警戒しつつ餌を探している。


「彼らはその耳と足の長さから、あまり速く走れません。その分攻撃力は強いですが…遠距離からの狙撃には弱いので、弓矢で狩りましょう」


 僕は狩猟スキルのボーナスでゲットした、ちゃちい弓を引きつつ、ラビットタビットに狙いを定める。ラビットタビットが木の実を見つけ、しゃがみ込んだ瞬間。


「バシンッ」


 引いた弓から手を離し、矢は一直線にラビットタビットに向かって行き…見事に頭部に命中した。


「やるう〜初心者にしては上出来じゃない?」


「そうですね。あとはこれが安定的にできるようになれば完璧です」


 褒めつつも目標設定を忘れない、指導者の鑑だなナビ子は。もっと褒めてくれてもいいんだぞ。


 僕はラビットタビットの死骸を回収し、料理スキルで捌き始める。取ってよかった料理スキル。スルスルとサバキ、不要な部分は脇に固めておく。


「残骸は他の生物が処理してくれるでしょう。大自然のサイクルを大きく外れない限りは、環境は汚染されないものです」


 突然思想色の強いこと言い出したなナビ子は。解体したラビットタビットはパーツごとにアイテムボックスにしまう。そのうち街へ売りに行こう。服を買うにも金がいる。


「マスター、狩猟だけでタンパク質を補っていたら生態系を破壊してしまいます。トリトリスとウギを見つけましょう」


 トリトリスはコカトリスの蛇部分が鶏らしい。それは最早鶏では?という気分になる。ウギは牛と山羊のハーフみたいな動物らしい。なんか俺でも理解できるような生物多いな。


 ともかく、それを見つけないと今日は帰れないらしいのでひたすらに歩く。野山をかき分け野山をかき分け。1時間ほど歩き回り、ようやくトリトリスを見つけた。ていうか僕捕獲スキル持ってないじゃん。慌てて捕獲スキルを獲る。


 というかトリトリスを捕まえる…どうやって?


「まあ…逃げ足が早いので見つけたあたりに罠を仕掛けるのが妥当ですね」


「またここまで来なきゃいけないの?めんどくさ〜」


 まあいいけどさ。僕は工作スキルも使いながら、簡単な鼠取りみたいなものや、落とし穴、吊り上げ式の網などを作っていく。割と楽しい。


「他の生き物もなんかかかるといいね」


「そうですね。そしたらしばらく狩猟しなくていいですし。さあ、ウギを見つけに…いましたね」


 ナビ子が指し示す方向を見やると、上半身が牛で下半身が山羊の生物がいた。あれ乳はどっちの乳が出るんだ?できれば牛がいいな。飲み慣れてるし。


「一説によるとお◯しい牛乳と同じ味がするらしいです」


「銘品じゃん。あれは?どうやって捕まえるの?」


「大して足が速くないので追いかけて捕まえてください」


 脳筋〜僕はウギに向かって駆け出した。ウギはこちらに気付き、走り出そうとするが、その頃には僕はウギのすぐ近くまで迫っていた。


「なるほど。これは捕まえやすい」


 用意していたロープを首にかける。ウギは暴れることもなく、捕まった。


「ウギは肉がまずいので、みんな殺さないんですよね。乳だけとる。だからウギも警戒心無くなっちゃって。わりと簡単に捕まえることができます」


 なるほどね。とりあえずこれで安定したタンパク源もゲットだな。


「お疲れ様です。おめでとうございます。これで、日々最低限生きる資源を確保できました」


「ありがとう。ナビ子もナビお疲れ様」


僕らはそそくさと横穴へ帰った。


【修得スキル】


AI判定強化lv1

住宅環境lv1

虫除けlv1

工作lv1

料理lv1

採掘lv1

農耕lv1

林業lv1

アイテムボックスlv1

狩猟lv1

回復魔法lv1

泡魔法lv1

捕獲lv1


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