ー筋肉痛ー
翌朝、筋肉痛がひどくて目が覚めた。
「痛…」
何ヶ月か野山を駆けずり回っていたとはいえ、流石に斧を振り回すほどの筋肉は、僕にはついていなかったらしい。途中で倒れなかったのは、ホーネットに囲まれていてアドレナリンが出ていたからか。
「にしてもこれはまずいな…」
あと4日で斧スキルをカンストさせなければいけないが、このままだと動けそうもない。まあスキルポイントを使っても良いんだけど味気ないし…。
「回復魔法で治りますよ。筋肉痛」
「マジ?便利すぎる」
騙されたと思って回復魔法を使ってみる。たまに使っていたので、一応lv2にはなっていた。
「ヒール」
僕は全身を治療するイメージで回復魔法を使う。ナビィの言うとおり、どんどん痛みが引いていくのがわかる。
「回復魔法様々じゃん…筋肥大も思うがまま…」
「これで戦闘も怖くありませんね」
「たしかに、筋肉がどんどん付くってのはかなりありがたい」
筋肉の付き方は身体の動きに直結する。決戦の日までに付けば付くほど筋肉はありがたい。
そうして僕は、残り4日をトレーニングに当てた。目標どおり斧スキルをカンストさせ、ついでに隠密スキルを取りカンストさせた。街から根城に一度戻り、何日で戻って来れるかわからなかったため、家畜たちを野山に放った。
修得スキル
【修得スキル】
AI判定強化lv3
住宅環境lv2
虫除けlv2
工作lv3
料理lv3
採掘lv3
農耕lv3
林業lv3
アイテムボックスlv3
狩猟lv10
回復魔法lv2
泡魔法lv3
捕獲lv3
斧武術lv10
隠密lv10




