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第7話 紗穂の心情①

紗穂side*


 私には幼馴染がいる。

家が隣同士でしかも生まれた頃からだからずっと一緒にいる。

名前は須田翔太。

 はっきり言おう。私は翔太の事が






































            ーー大好きだ。



 翔太にずっと恋している。だがこの恋は普通の子がするような恋ではなく、彼が私のすべてというくらいのものだ。

 翔太は超絶イケメンだし、勉強も運動も化け物かってくらいできて何をやらせても何でもできるハイスペックな超天才。でも、私は別にイケメンが好きでなければ勉強や運動が出来る人が好きでもない。翔太の存在そのものが好きなのだ。だけど今の翔太は、前髪を目が隠れるくらいまで伸ばして学校でも目立たないようにしている。そして挙句には冗談抜きで自分の事をブスだとか陰キャだとか思っていて自分を卑屈している。理由は分からないけど。


 だけどそうするように言ったのは私だ。


 翔太はどんな俳優よりも優れた顔つきなのだから兎に角目立つ。昔なんて特に酷かった。幼稚園の先生に向かって笑顔を向けるとその先生が鼻血を出して気絶したり、小学校では全校の殆どの女子から告白されたりなど……色んな伝説を持っている。いろんな騒ぎを起こした翔太は両親の決定で引っ越した。私は知らなかった。だから翔太が引っ越したと知った時は凄く泣いた。何日も引きこもった。そんな私をみて両親は翔太の引っ越した隣の家に引っ越しすることを決めてくれた。凄く嬉しかった。引っ越した後に私は翔太に他の女を近寄らせないために前髪を伸ばしてあと、できるだけ目立つなと言った。これは翔太の家族も問題が起きないために賛成してくれた。あの容姿であの性格とスペック...様々な女性を虜にしていった。

老若男女問わず……あまつさえ妹まで。

兎に角ライバルが多い。翔太の妹の雪菜ちゃん。私の幼馴染でもある。彼女は兄の翔太に恋をしている。兄に恋するなんて普通はおかしいが翔太だから妹に好意を持たれるのはしょうがないだろう。

彼女はわたしの最大のライバル。妹だったと関係ない。負けない。


 私は翔太に振り向いてもらえるように外見のために美容や体型維持、バストアップなど色々頑張った。幸い美人な母に似たおかげか外見は元々良かったから今では学校で『夢丘の7大美少女』とかなんとかって呼ばれている。告白も沢山された。でも私は翔太以外の男になんの興味もない。翔太にだけモテればいい。

 そんな私と今は陰キャと呼ばれていて全くモテない彼。私の希望で毎日登下校を一緒にしているが、

翔太なんかが私と釣り合っていないとか

言われているけど全く逆だ。

私・な・ん・か・が・翔・太・と・釣・り・合・っ・て・い・な・い・の・だ・。

人類としても彼と釣り合う女性はいるのかは分からないがそれでも少しでも釣り合えるように勉強とかも色々頑張ったが

彼には振り向いてもらえない。

なんせ彼は、昔から重度の鈍感だから。


 私が腕を絡めたりベタベタくっついても

何も気がつかない。でも私がくっつくと頬を赤く染めて照れたりしてくれたのは凄い嬉しかった。けど、小学4年生くらいかな?

元々大好きな彼だけどその頃から一緒いると

心臓がバクバクしたり顔が凄く赤くなる。

それは今も変わっていない。当時は気がつかなかったけど、時間が経つにつれて気づいた。私は本気で異性としての恋をしているんだと……。


感想くれた方あひがとうございます。

最近この時間帯に時間がとれるのでこの頃に活動しています。

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