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第11話 大切な彼

昼に時間があったから出来るだけ早く投稿しようと思ったけど忘れてました笑。すみません

できるだけ早くて多く投稿出来るよう頑張ります

「今朝は本当にありがとうございました」


 俺は彼女に連れられてカフェに来ていた。


「このキーホルダーは本当に大切なものだったんです」


 彼女が言うキーホルダーとは小さくて古びた感じのクマだ。


「良かったら、私の話、聞いてくれませんか?」


 俺はコクリと頷く。


「ありがとうございます。実はこれ...私の

大切な人にもらったものなんです」


 ほう……。


「私が幼かった頃、親とはぐれて泣いていたとき、彼は私の手を引いて助けてくれました」


 ほうほう……。


「私の手の手を引いてくれた彼とは、私よりも少し年上くらいの茶色い髪でとても顔の整った子でした」


 ふむ……。


「彼は私が泣いていたら慰めるために笑かしてくれたりこのキーホルダーもくれました。迷子だと知ったら手を繋いで親のところまで連れて行ってくれました。

そんな優しい彼を私は好きになってしまいました」


 ……うん。


「これは私が、この街に引っ越してくる前の出来事でしたから会えるかも分かりませんが私はきっと会えると信じています」


「……なるほど、それは大切な彼の形見のようなものか」


「はい。これは彼のたった1つの形見なんです

貰ってから肌身離さず、ずっと大切に持っています」


「……なるほどね」








…………彼女の話を聞いてひとつ思ったことがある。



































 それ……たぶん俺だな。


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