背中合わせの恋心。
とりあえず一歩踏み出してみて。
僕はため息をついた。
やっぱり、僕はこれまでと変わってないな。
そんな風に思う感じで。
変わることは悪いことじゃないよ。
なんて、誰かが言ってくれたっけ。
そんな事も思い出しながら。
人ってそれぞれ違うんだ。
だから惹かれる何かがあるんだろうけど。
逆に考えちゃうのが僕なんだ。
違うことは個性というより、怖いこと。
嫌われてしまうかもしれないじゃないか。
なんて風に。自嘲的に笑う。
僕は弱くて、情けなくて臆病だった。
いつも人に何かを任せていたんだ。
怖かったんだ、自分の違い。
だから、正しい人に隷属して。
従うことで自分をまるで正当化してたけど。
僕は結局僕でしかなくて。
隷属しても、楽しくなんてなくて。
純粋に、人を愛した。
なんて事が起きて、怖くなってしまった。
でもこの気持ち捨てられそうにないから。
怖いけれど時々向き合って。
背中合わせだけど、前向いて歩こうかなって
ちゃんと君に伝えられるまで。
気持ちがもっと落ち着くまで。
背中合わせで寄り添うかな
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