自由
初めて小説書きます未熟ですがよろしくお願いします
「じゃあ行ってくる」
俺は神崎一也。今日から高校2年生だ。平凡・凡人・普通・・・どこにでもいそうな高校生で身長174とちょい高め。そこくらいしか長所がない。・・・やめよう。自分で言ってて悲しくなる・・・
「ちょっと待って兄さん!」
後ろから俺のことを兄さんと呼ぶのは我が家自慢の妹様、神崎舞香だ。俺と違って舞香は容姿淡麗、文武両道。天は二物を与えずって言うが舞香は天から二物どころか三物、四物貰ってるね。俺にも分けてくれ。
「どうした?いつもなら別々に行くのに?」
「だって・・・今日はせっかくの入学式だから・・・」
あ〜そういえば舞香もうちの学校に入るのか。舞香ならうちよりももっといい高校入れると思ったのにな。
まっ、俺もかわいい俺の妹とこれから毎日登校ってのも悪くない。てかうちの学校変な奴多いから舞香が狙われると思うからな。俺が守ってやらねば・・・
「うっす一也」
そう俺の名前呼ぶのは一之瀬大翔爽やかで俺より高い身長、しかもイケメン。まぁそんなことをハナにかけないことがこいつの良いところだな。まぁそれ以外でも良いところあるけど・・・
そんなイケメン君はもちろん彼女がいる。えっ?羨ましい?いや別に俺には舞香がいるしね?羨ましくなんかないんだからね!?
・・・スマン。ちょっと興奮しすぎた。でも羨ましいとは思ってない。確かに大翔に彼女がいるというのはむかつくが如何せん、こいつは人と価値観が少し・・・いやかなりズレてるんだ・・・
そろそろ来ると思うが・・・
「は〜や〜と〜」
・・・来やがった。噂をすればなんとやら。大翔いるところに奴がいる。
大翔にドスンドスンと駆け足で近づいているブタ・・・じゃなかった、少しふくよかいやかなりふくよかなメスいや女性は、高原豚子。・・・この女性こそ爽やかイケメン大翔君の・・・彼女だ。
もちろん誰もが罰ゲームだと思ったが・・・この二人は相思相愛。皆が見ている前でイチャイチャ等日常茶飯事・・・ひどい時にはキス(深い方)。あの時は何人かが吐いたな。女子の方なんて気絶する子もいたし、発狂する子も何人かいた。まさに地獄絵図。
そんなことがあったにも関わらずこの美男と野獣は懲りない。
「トンちゃん!」
大翔がそういうとすかさず野獣がダイブ!!それを軽く受け止める大翔には賞賛ものだ。
「あ〜ん。会いたかったはやとがいない日なんて考えられない!」
「僕もだよトンちゃん」
そんな二人が甘い雰囲気をだす。やめてくれ。
「あっ神崎じゃん?今日もふっつ〜」
よっブタ。今日もブッス〜
「ああ、おはよう。今日も仲いいね」
「はぁ?当たり前じゃん!?豚子と大翔は〜、いつも仲がいいんだもん!!頭大丈夫〜?」
お前は顔大丈夫?