表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/16

rain2-4:信じる

次の日、あたしは学校を休んでしまった。行く気になれなかった。学校にいけば、聡はいつもと変わらない笑顔で迎えてくれるだろう・・・けど、あたしはその笑顔に返すことができない。見てしまったから・・・。


あたしは、何を信じればいいんだろう?大好きな聡、友達の涼子。


聡はあたしを好きだと言ってくれた。あたし達は今付き合ってる。


涼子はあたしが聡に告白するのを手伝ってくれた。あたしが聡を好きなのはもちろん知っている。でも・・・、聡と涼子は2人で楽しそうに歩いていた。


何を信じれば・・・。


突然携帯が鳴った。聡からだった。


突然学校を休んだから心配してくれているんだろうか?


でも、携帯をとる気にはなれなかった。何回ものコールの後、留守電に切り替わった。携帯から聡の声が聞こえる。


『恵美、今日学校休んでどうしたんだ?心配だから折り返し電話くれ』


心配?涼子と楽しそうに歩いていたくせに・・・。


また携帯が鳴った。メールだ。涼子からだった。


そこには、学校休んでどうしたの?と書いてあった。涼子にはとりあえず返信することにした。


返信内容は、行く気になれなかった。


ただそれだけ、顔文字も絵文字もなにも使わず、ただ一文だけ。


涼子からすぐに返信があった。


内容は、何があったか知らないけど明日は絶対来てね!と書いてあった。


行く気にはなれなかったけど、何日も学校を休むわけにも行かない。


あたしは気分が乗らなかったが学校に行くことにした。


家を出ると、聡が笑顔で立っていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ