無職は悪いこと?
掲載日:2026/06/08
無職になって約1ヶ月経った。
「無職です」と言うと、少し気まずそうな顔をされる時がある。
次の仕事は決まっているのか。
就職活動はしているのか。
貯金は大丈夫なのか。
そうした質問の奥には、「無職は早く抜け出すべき状態である」という前提があるように思う。
けれど、あまり焦っていない。
むしろ、なぜ焦らなければならないのだろうと考える。
好きで生まれてきたわけではないのに、生まれた瞬間から何かを頑張ることが求められる。
学校へ行き、勉強をし、働き、自立し、社会に貢献することを強いられる。
何もしない時間を持っていてはいけないのだろうか。
無職という言葉には、どこか欠けているもののような響きがある。
けれど実際の私は、毎日眠り、食べ、本を読み、中国語を勉強し、散歩をしている。
仕事をしていないだけで、人としての生活まで止まっているわけではない。
それなのに、「無職」という二文字だけが、すべてを説明してしまうような顔をしている。
だから、時々考える。
無職は本当に悪いことなのだろうか、と。




