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異世界ヒッピーは異種族バンドで世界を救う  作者: 不破久太郎


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〚プロローグ〛It’s Only Rock ’n’ Roll (but I Like It)

シブヤという場所の裏路地にあるライブハウスに着いた。


フィルターを何枚も通したような音が聴こえてくる。


道中、降り出した雨に濡れて心地悪いレザーパンツを気にしながら入り口を探すと、地下へ続く階段を見つけた。


きらびやかなネオンの屋根とは対照的な、人が1人通るのがやっとな薄暗い階段。


1段、また1段と下りるたびに、何枚もの音のフィルターは剥がれていき、たどり着いた分厚いドアを開けると、それは音楽になった。


無造作に壁に貼られた写真やサインの通路を抜けて奥を見ると、ステージ上でスポットライトを浴びた背の高い男がギターを弾いている。


それを横目で見ながらバーカウンターでビールを頼む。


ラモーンズのTシャツを着たバーテンが聞いてもいないのに大きな声(とは言っても音楽でかき消されてしまうのだが)で語りだした。


「このバンドはソウルジャムっていうんだ。スリーピースのバンドで、今ギターソロ弾いているのがケンジ。」


ビールの泡を器用に切りながら続けて言う。


「ギターも上手いしサウンドもいいんだけど何か足りないんだよなぁ。わかる?お兄さん、見ない顔だね、どこの国の人?音楽関係者?」


苦笑いをして首を横に2、3度振り、ビールを受け取ってステージを見る。


歪みの聞いたサウンドが心地よく体を刺激する。


ソウルジャムのケンジ、か...。うん、悪くない、なかなかサマになっているじゃないか。


ビールをノドに流し込む。


ギターソロはまだ続いている。

ラモーンズ:70年代ニューヨークで結成されたパンクロックバンド。メンバー全員ラモーン姓を名乗っているが血縁関係は全然ないし、なんならそんなに仲良くもない。個人的にデビューアルバム『ラモーンズの激情』はものすごい好きで高校時代ヘビロテしてました。作中のラモーンズのTシャツというのは、バンドを知らなくても古着屋とかでよく見かけることもあるかもですね。

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