チュートリアルの巻
白い光に包まれたかと思うと、いつの間にか広場に来ていた。
大きな噴水と、白のレンガが印象的な広場だ
サービスが始まってすぐだからか、人のガヤガヤした 雰囲気などが広場には満ちていた
「凄い、な…」
やはり、キャラクリでも少しは感じていたが、グラフィックというか作り込みというか、こだわりをすごく感じる。
風が吹くことにより体に少し冷たい空気が当たる感覚や、現実と変わらないくらいのグラフィック、没入感というものが半端では無い。
おっと、これからはRPに集中しないとな
そう考えていると目の前にログウィンドウが出てきた
《チュートリアルを開始致しますか?》
すぐさま『はい』を選択すると、周りの人が一気に消えた。
チュートリアル用の場所にでも飛ばされたのだろうか
まぁ、深く考える必要はないか
《STEP1 ギルドへ登録しよう》
「ギルドで、登録してからが冒険者としての扱いになります、か」
とりあえずギルドへ登録しに行くか。
普通に、ミニマップを見て進めば行けるはずだしな
「ここか、簡単にたどりつけたな。」
木製の少し歴史を感じさせるドアを見る
少しの重みと共に、ドアを開けると人の声などがしっかりと聞こえてきた。
真ん中に人が集まっており、受付の人などが、カウンターのような場所にいた。
「すまない。ギルドに冒険者登録をしに来たのだが」
「かしこまりました…あ、もしかして来訪者の方ですか?」
来訪者?…ああこの世界のプレイヤーは来訪者という形になっているのか。
「ああ、一応来訪者だ」
「なるほど、ではこの水晶に手をかざしてください。水晶で情報を読み取り冒険証を発行致します」
言われた通りに水晶に手をかざす。
そうすると少し淡い虹色に水晶が発光した。現実とはかけはなれた。けれど、幻想的なこの風景に目を惹かれる。
「終わりました。早速冒険証を発行して参ります。少々お待ちください」
周りを見ていると、自分の他にも冒険者登録をしている人がいた。
ただ、違うところは水晶の発光が白一色なところだ、もしかしたらそこら辺で来訪者と住人を区別してるのかもな。
そんなことを考えていると、先程の受付の人がやってきた。
「これが貴方の冒険証となります。街での身分証明にもなるのでくれぐれも無くさないようにしてください。討伐の記録などもこれで行うことができます。他に詳しい説明が必要でしたら私たちにお申し付けください」
「今は大丈夫だ。ありがとう」
と言いながら冒険証を受け取ると、ログウィンドウが流れ、
《STEP1 CLEAR》
《STEP2 ギルドで依頼を受けよう》
と出てきた。
周りを見渡してみると大きな掲示板のようなものがあった。
恐らくこれが依頼板とかなのだろう。
軽い予測を立てつつ進む。
近づけば近づくほど、その大きさに驚いた。
「ここで依頼を受けるのか。軽い討伐とかをしておきたいな。」
目当てなのは初心者向けの敵の討伐依頼だな
少し探していたら、いい感じの依頼を見つけることが出来た。
「ホーンラビット5体の討伐か、確か初心者向けだったはずだ。それに常時貼ってあるものらしいな。」
依頼を受けようと思ったが、その時気づいた。
「依頼ってどう受けるんだ?」
すぐさま、先程の受付の方に聞きに行った
「すまない、依頼を受けるのってどうすればいいんだ?」
「ああ、依頼ですね。私達に持ってきて頂ければ受けることが出来ますよ。ただ、来訪者の方の力でしたら、冒険証の利用?をして独自にされておりました。」
「そう、なのか。とりあえずこれを頼む」
持ってきておいた、ホーンラビット5体の討伐依頼を受付の方に渡す。
手続きみたいなのはいらないようだった
「依頼を承りました。これは常時貼ってある依頼となりますので期限はございません。」
「なるほどな、ありがとう。」
そうして依頼を受けるとまた、ログウィンドウが流れ、
《STEP2 CLEAR》
《STEP3 依頼を完了しよう》
ミニマップに書いてるところに向かえばいいかな
さて、とさっさとチュートリアルクリアしよっかな!
本当は昨日投稿予定だったんですけど、次の書き方浮かばなくて今日になりましたすみません。
10時にもう1話更新致します!
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