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Another World Online  作者: 東雲舞里
【在り方の証明】
10/11

騎士と聖女の戦い方

諸事情により連載ストップしておりました。

連載再開致します。

…少し短いかもです。

クラエスと共に始まりの街(ファストタウン)近くの草原へ足を運んだ。


「クラエス様、依頼は受けておかなくても良いのですか?」


クラエスはこくりと頷き続けた。


「ドロップ品を売るだけでお金にはなるのよ?ただ、私一人だとそのドロップ品ですら集めるのが大変だから…」

「それで私が手伝っているという訳ですね。」

「うん。迷惑ではない、ですよね?」


首を傾げながらそう聞いてきたため、当たり前のようにこう答えていた。


「まさか。寧ろもっと頼ってください。」

「ほんと?…良かったぁ。パーティー組みましょっ!」



そう呟きながらクラエスはホッと息を吐いた。

少し口元に手を寄せながら息を吐いていた。演技のようにも見えたが、表情や手先などの細かい仕草で演技ではなく、素でしているように思わせていた。

ロールプレイヤーと知っているからこそ、その技術には目をみはるものがあった。

そんなことを考えながらパーティーを組み終えた。

メニューウィンドウにはパーティー人数とメンバーが表示されている。


「ところで、ホーンラビットよりもアッシュウルフの方が高値で売れますよね?そちらを狙いますか?」

「アッシュウルフの方がでも強いわよ?大丈夫?ルキ。」

「前回倒したことがあるので恐らく大丈夫でしょう。」

「なら、アッシュウルフを狩りましょう!」

「了解しました。」


そんな話をしながら奥の草原の方へ向かう。

ホーンラビットは攻撃しない限り反撃をしてこない。更に一撃で討伐される位にはHPも少ない。

そのため無視して進むことができるのだ。


「アッシュウルフが見えてきたわね。回復は任せて、ね?」

「ええ、お願いします。」


そう答えると、アッシュウルフに向かって進みだした。


「少し、とばしますね。」

「ん、了解したわ」


直ぐに【歩法】を使い足音を消す。

更に細剣(レイピア)を抜き【剣術】の『鋭利化』を使う。

走る勢いのまま、細剣(レイピア)を突き刺す

アッシュウルフは直ぐに対応出来ずポリゴンとなって散った。


「強いのね、回復するタイミングがなかったわ」

「私より強い方は大勢いるでしょう。もう少し狩っていきましょうか。」

「そうね、そうしましょう!あ、【解体】しないと…。」

「ドロップは全部貰ってください。経験値が入るだけ有難いので。」

「そう?わかったわ。ありがとう!」

「いえ、あ、あちらの方にアッシュウルフが7匹ほどいますね。向かいましょう」

「中々に多いわね…」


群れになったアッシュウルフを見つけると直ぐにクラエスと一緒に向かった。


「【歩法】で1匹は討伐するので、後はクラエス様攻撃は持っていますか?」

「【光魔法】で攻撃が出来て後は【付与魔法】だけね」

「付与ですか、1匹倒し終わってから私にかけてもらっても?」

「分かったわ。『AGI強化』と『STR強化』をかけておくわね!」

「後はHPが減ったら回復を」


如何にして安全に戦うかを話し合った後、直ぐにアッシュウルフの群れへ向かった


「では、行きます。【歩法】、【剣術】『鋭利化』!」


スキルを発動させながらアッシュウルフの群れへ踏み入れた。

全体を確認し、1番に自分(ルキ)の存在に気づいたものの喉元を貫く。

ポリゴンに返還したのを横目で確認し、声を上げたもう1匹もすぐさま貫く。


「【付与魔法】で『AGI強化』!『STR強化』!」

「ありがとうございます!【投擲】『発射(アタック)』!」


感謝をしながら投げナイフを抜き投擲する。

少しズレたが、アッシュウルフの足元に刺さっていた。


「『回収(リターン)』!」

「加勢しておくわ、【光魔法】『ライトアロー』!」


投げナイフを回収する。その隙を狙おうとするアッシュウルフをクラエスが魔法で撃ち抜く。

自分(ルキ)もそのタイミングで細剣(レイピア)を構え直し、【歩法】を再使用する。

一瞬見失った隙に残りを貫き討伐した。


「終わり…ですね。討伐は完了でしょう。」

「そうね。私は役に立ったかしら?」

「魔法での加勢、ありがとうございました。そのおかげで傷を負わずに討伐が出来ました。」

「そう、よかったわ!」

「ええ、この位で金額としては足りますか?」

「ええと…ここがこうだから足りるはずよ」

「なるほど、では街に戻りますか。」

「ええ!帰りましょ。」






《作者からのお願い》

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