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『書籍化マウント』を一読者側から考える

作者: kooth

今までアカウントを持たず、ブックマークはWebブラウザ側で済ませ、

ゆるく、小説家になろうを楽しんでいました。


昨今、いくつかの作者の方が『書籍化マウント』について触れられているのを拝見して、

基本的に不快方向のものが多い印象を持ちました。

作者目線なら確かに不快だろうと思います。

でも、読者側である自分から見たらマウントと言われても仕方ないかという部分も見えたりするので、

雑感としてこのメモを書いたついでにアカウントを作成して、

ついでにブックマーク(今は20作品位を追っています)なども

順次Webブラウザから移していこうと思っています。


小説どころか文書もあまり書いていないので、

読みにくい所や意味不明な部分も出てくるとは思いますが、

その辺りも含めて突っ込んでいただいて構いません。



【マウントって何】


自分が優位、上位であることを、相手や周囲にアピールする行為とでもいうのかな。

大抵の場合、アピールが直接的だったり極端であった場合に言われがち。



【広告はマウントの一種】


広告は、どんぐりの背比べのような群雄割拠な状態から、

自分だったり特定の商品や情報を目立たせて、

情報優位を獲得するために行われますので、マウントの一種と言えるでしょう。


ただ商用広告の場合は、法律や各種規制、ガイドラインなどを通じて、

虚偽や優良誤認にならないようにするとか、

電車の車両に対する広告部分の割合を制限するとか、

テレビ番組の時間に対する広告枠の割合などを定めて、

過度のマウントが起きにくいような枠組みが用意されています。



【東日本大震災後に起こったこと】


東日本大震災でテレビの通常番組が特別編成に変わって、

多くの広告スポンサーも広告を流すことを取りやめました。

でも、広告は自動で放送されるため、

代わりに穴埋め用のACジャパン作成のCMがヘビーローテーション。


ぽぽぽぽーん。えーしー♪


余りにも繰り返し流れるので視聴者からの苦情が入り、

途中からCM最後のジングルの音声がミュートされたりしました。


これは、単体では問題なかったものが、

繰り返しが多いことで、飛蝗のようにマウント取りに化けた事例のひとつと

自分は考えています。



【近況欄は小説1文書ごとに上下に表示】


小説家になろうでは、ご存じのように小説本文の上下に近況などを書ける部分があります。

正式な名前はまだ知らない(アカウント作成後に知ることになるでしょう)ので、仮に近況欄とします。


作者さんによっては、近況欄に毎回同じ文を貼り付けたり、広告を載せていたりします。

この内容が同じだと、読者としては飽きやすいし、

本文に対して近況欄の割合が多いと、うざったく感じたりします。



【人気作家は複数小説を並行執筆しがち】


人気作家さんは執筆ペースも速いのでしょう。

ランキング上位に複数の作品が並ぶのを良く見かけます(凄い!)。

ただ中には、プロット的な短編複数と、その中で評価が高めのものを連載化したものが並列したり。

食べるためには仕方がないとはいえ、

同じ媒体での複数同時執筆で商用前提の臭さが鼻につく傾向を個人としては感じます。



【作者と読者は小説の進行ペースが違う】


作者の方は、時間をかけて小説を紡いでいきます(自分にはできない凄い才能!!ありがとうございます)。

一読者である自分は、これを端からどんどん読んでいくわけで、

最新話に到達するまで、小説1文のたびに近況欄も次々読むことになります。


つまり近況欄に繰り返し現れる定文や広告を、短時間に頻繁に目にしがちで、

うざったく感じやすいのかなと。



【作者名は全小説に共通で表示】


人気作家さんはランキングに複数作品がピックアップされることもあり、

作者名に広告を含める(例えば、作者名【祝書籍化】○○)と、

良い意味でも悪い意味でも非常に目立ちます。



【まとめというか】


近況欄が本文に見合った程度の長さで、定文でない場合は、

書籍化報告とか広告を書かれても、マウントとは言われにくいと思います。

本文が短いのに近況が長いとか、繰り返し同じ文が頻出すると、

それが『マウント』として働いてしまうのかなと思います。


読み始めた当初より今はストレスがややかかりやすくなった印象はあります。


運営さんと作者各位でガイドラインなりルールなりを定めて(アカウント作成時に読む予定)、

これを適切に運用するような対応が考えられますが、

あまり具体的でないとか緩いのか、

作者が多忙で、小説本文だけで力尽きて近況欄まで手が入れられないのか、金策的に切実なのか、

本文の短文化などで実態が変わってしまったために旧態化したのか、

書籍化作家数が単純に増加したため、目立つようになったのか、

はたまた自分に心の余裕がなくなったのか・・・。



ただ、ここはポイントによる『格付け』前提のシステムなわけで、

作家側に回って『格付けを成りあがる』か、

読者として『書籍版を購入』という『有料・広告なしプラン』にするか、

他の趣味などで心に余裕を持つようにすれば、概ね軽減される程度の話でもあります。


作者のみなさま、面白い小説をいつもありがとうございます。

読者のみなさま、最後までお付き合いありがとうございます。

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