表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

一日一本投稿 ~七日目~

テーマ ユニークスキル~いっそ最強に~

かつて空は青かったという。太陽が顔を出し、鳥たちが空を飛んでいた。

だが今はどうだ?空を見上げると地を飲み込むかのような真っ黒な空だ。太陽も月も、空を自由に飛ぶ鳥でさえも、姿を現す兆しすら見えない。

それも我々人類は受け止めなければいけない。私たちが歩んできた取り返しのつかない歴史。神が運命を定めたのならばその神はよほど性格が悪いのだろう。

過去の歴史が与えたのは地下での生活。過去の歴史が奪ったのは地上の記憶。歴史の上に私たちは立っており、これから私たちもその歴史を紡いでいくのだ。私たちの行動がのちの歴史にどんな影響を与えるのかは神々ですらわからないだろう。

私たちは神々の運命という鎖を破り、新たな歴史を作り出す。恨むならば恨むがよい。だが覚えていてほしい。私たちは行動しなければならないということを。

最後に一つ。神などいない。



家の地下を掃除していたらおじいちゃんの日記のようなものが出てきた。変人であるおじいちゃんの日記だ。よほど変なものなのだろうと思っていたが…ここまでとは。

じいちゃんは僕が12歳の時に天に還った。じいちゃんは変な人だった。能力を使えないうえに喋らないのに夜に急に暴れだしたり、僕に能力の使い方を教えてきたり。挙句の果てに神様を否定していた。僕たちを救ってくれたのは神様だっていうのに。

僕が生まれるずっと前。神様が地上に顕現して人間同士争いをいさめたらしい。

だが愚かな昔の人たちは神様の言うことを聞かずに争い、生きる地を死せる地に変化させていったらしい。

それを見た神様は世界を救える賢い人たちを集めて地下に逃げたらしい。

神様に集められなかった愚かな人たちは生きる地がなくなってみんな死んでいったらしい。

神様は地下に逃げた賢い人たちに自分の能力を与えて眠ってしまったらしい。

眠りについた神様の遺志を継いだ賢い人たちは地上を取り戻すため、研鑽を積んだらしい。

賢い人たちは次々と地上へ出て行って、地上を救っていったらしい。

僕はこの偉大な賢い人たちが大好きだ。だって今もカッコいいから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ