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第七話 休暇なのに....

尽きる書き溜め、バーストしたタイヤ、主のメンタルマンボウ並



「どーしてこーなっちゃったかなぁ....」


真夜中、高い木の上からゴブリンの巣を観察している。


簡単に言えば実践訓練地の下調べ、あれから数ヶ月の間にルーの戦闘力を上げ、冒険者達の対ゴブリン、モンスター戦の仕上げ段階に入りかけている。


なぜ私が実践訓練地の下調べしてるか?私が1番暇してたからよ。


「マスター...数え..終わった....35匹....前来た...時より...10匹...増え..た...これで...中規...模集落」


木の上に座り、スリングを腕に巻き付け、バランスを取るために片足を下ろし体を支える為のもう片方の足を木の上に置いている、ボウガンはあれから改名と改造され(ライフリングは無いが)狙撃ライフルと呼ばれ、発射音を大幅に軽減された。


そして、この集落の奴らは賢くなる一方だ火を使い肉を焼くようになったと思ったら、火を光源として使い始めた。


そして、集落周辺に罠の質も上がり目印を付けるようになった、今までは自分の仲間のかけた罠にかかるゴブリンも居たが既に居ない。


それに隊列を作り連携も確実に上がっている


私は双眼鏡で観察する


「頻度は減ったとは言え苗床は持ってくるか...」


奴らは雄の場合はその場で血抜きをして持ってくる。

しかし、雌の場合は毒で少し弱らせてから自分らの巣に持ち帰る習性が出来た。


以前は、一体増える事に一体の苗床が補給されたが今は不定期に一体前後の苗床が補給される...


「マーブの推測は当たってた事ね....」


「マスター....そろそろ...引き....上げよ....う」


東の空がうっすらと明るくなり始めている


「そろそろ、夜明けか」


私が木から飛び降りると同時にルーも飛び降りた。


日の出までには店に着くだろう


この店はもう既に半分ほど昨日していない。

まぁそんなに客の入りが良かった訳じゃないから、別にいいけど。


「さぁて明日は休みだしゆっくりするかぁ」


私は回転椅子に勢いよく腰を下ろし、その勢いで回転する。

ルーは今汗を流したいらしく今シャワーを浴びている。


私はそのまま目を閉じた。




ーーーーーーーーーーーーー


気付くと既に日は登っており時計の針は6.時を刺していた。


ルーはソファーで少しだらしない格好で寝ている


私はシャワーで軽く汗を流した。

そして、私は朝食の準備に入る。


ここでレシピ紹介(作者が実際に作り食べました)


食パン1枚

卵1個

胡椒お好みの量

塩お好みの量

大きめのスライスチーズ1枚

油適量


先ず食パンの白い所を切り抜く

※この時耳を完全に切らない事


油を敷いたフライパンにパンの耳をを乗せて、パン耳の中に卵を落しかき混ぜ塩胡椒を好みの量入れる。

この時完全に固まらせない事


そしたら、チーズを卵の上に落としその上にパンを乗せてチーズが溶けただろうタイミングで皿に移す。

これで完成。


レシピ紹介終わり


匂いに釣られルーも起きたようだ。


「マスター...おは...よ.う」


目を擦りながら挨拶する。


その後は、ルーと一緒に朝食をしあれこれしているうちに8時になった。


「さて、出かけようか」


そう言い店の裏口から出た、昔のライフルは長かったが今はバレルが切り詰められたが今まで通りの性能を見せてくれる。


裏口をしっかり施錠し商業区にあるギルドへ向かう。


ルーは、あれから私の看病やられ仕事の手伝いをしてくれていたため登録が出来ていなかった。


「わひゃー....まだ朝なのに人がいっぱい....」


ルーは外套で口元が隠せるぐらいまで上げた。

ちなみに、ルーの外套の少しだけ姿が薄くなると言う昨日はなかった。


そして、人の流れに逆らいこちらに来る者がいる。

フードを被った奴はそいつはすれ違いざまにルーのポーチから弾倉を引き抜いた。

私もそれき気づき手を取ろうとしたが、ルーの方が一足早かった。

ルーは奴の腕を引きそのまま投げ飛ばしそのまま寝技に入る


周りから、なんだなんだと野次馬が集まる。

「クソ!離せよ!!」


背丈と声からして少年のようだ



「ちょっと失礼するわよー」


と言い私は少年のフードを取った


「.....これ以上面倒事はやめてよ...ホントに....」


丸い耳を持った獣人種大体検討は着くが本人の口から言ってもらわないと。

にしても、最近獣人種による窃盗だの強盗だの挙句の果てには強姦未遂なんてものも発生してる。

一応、特維隊にも取り押さえる権限はある実際に普通科の仕事に凶悪犯罪者の排除が加わって自由行動出来るようになっただけだ。


「はぁ...なんで休み中に巻き込まれなきゃ行けないのよ....ほのぼのさせてよ....」


「マスター、休み...明..日も....あ..る」


ルーの手が私の肩にぽん、と置かれる。


「....ルー...先に行って登録しといて私の紹介で来たって言えば色々免除されて....多分Bランクまで一気になれる。

私はこいつを近くの留置所に連れてくから」


「この女!離せよ!第一胸も無いのに」


あ゛あ゛?.今なん釣ったこのガキ......


私はこのガキを片手で釣り上げた


「そんなに離して欲しいなら離はしてあげる....」


私はぱっとを話した


地面から約10cmほどしか離れてないがそれで十分

持っていた手とは逆の方の腕で腹に強烈な一撃を与えた。

ガキは一瞬で意識をを刈り取られ静かになった。


さっきまで野次馬でうるさかった周りも一瞬にして静かになりモーゼの如く人の海が割れていく。


その中、目をキラキラさせながら見ている獣人種もいたとか。

ーーーーーーーーーー


「ニールさんどんだけ強くやったんですか」


詰所には普通科の隊長の1人がいた。


「水でもかけて、起こしてあげて」


冷たく言い放つ


すると隊長さんは桶めいっぱいに水を汲んで来て少年にぶっかけた。


「ブワッハッ.!!!何してくれひっ...」


目の前には先程自分を一撃で沈めた女が椅子の背もたれに顎を乗せて笑っている....しかし、雰囲気は笑っては居ない鬼の幻覚が見えそうだ。


「私ね今すっごく気分が悪いの...だから君の事洗いざらい全部吐いてくれるお姉さん嬉しいな」


「い、言うわけないだろ。」


「へぇ」


そう言うと、ニールは椅子から立ち上がり手を後ろに組みカツカツと音を鳴らして左右に歩く。


「私は今とっても君を殺してやりたいんだよ

せっかくの休みだって言うの仕事をしなくちゃならなくて挙げ句の果てに自分がとても気にしてる事を言われた....これで殺したくならない人間どこにいるかなぁ?」


ニールの心は最近の任務でどす黒く濁っている。

偵察とは言え下手したら死ぬ最悪を考えればゴブリンに苗床にされかねない状況が半月程続いていた。


そういったものを癒す為の休暇なのだから。


「ニールさん...えと...そのー」


「何ですか?隊長さん?」


ゆっくりと可愛らしい声で言うが今の状況では怖さを倍増させるだけだ。


「貧乳もその個性じゃないですか現に私貧乳好きですしはい....」


「まぁ、そう言って貰えて嬉しい、世の中の男性は全員乳がデカい方が良いのかと思ってました」


カツカツと石畳を鳴らしながら、隊長の真横を通過する。


そして、ある程度行ったところで、くるりと向きを変え、再び隊長の隣でピタリと止まった。


「さて、獣人種の君、私は今ここで君を殺したとしてもなんの罪も負うことはない」


そう言い、私は片手を隊長さんの首に回し中指と人差し指で優しく撫でる


「そうだよね、た・い・ち・ょ・う・さ・ん」


耳元で囁かれる。


首を撫でらえる.....つまり、お前の首なんて何時でも取れるという事だ。


隊長は凍ったようにピクリとも動かない。


その場のいた隊長は、その空気に耐えかねて変えようとしたが逆に自ら食われに行く隊長。


「はぁ....」


ニールはため息を付きゆっくりと進む獣人種の少年とニールの間には机がある。


それを迂回するかと思ったがとの机の縁を掴み勢いよく動かした。


動かされた机は大きな音を立てて壁にぶつかった。

そして、獣人種の少年の前にニールはなんの感情も含まれた無い顔で立つ。


「俺はなn」


その瞬間ニールは少年の胸倉を掴み椅子ごと地面に叩きつけた。


椅子はバラバラに砕け少年は痛みで悶絶している。


「俺はなにm」


またしてもニールは、少年が言い終わる前に今度は鉄格子に向かって投げつけそのまま、少年の首今へし折らんと締め上げる。


「吐くか、死ぬか」


しばらくしてもなんの反応もない


さらに締める力を強くする。


「吐くか、死ぬか、さっさと選べそろそろこっちも限界でね」


さすがに死期をか感じたがようやく観念した。


「熊種!べ、トライだ!!」


「はい終了すんなり言えば楽でしょ?」


さっきまでの殺意が、全て夢の様に無くなった。


「ま、まさか演技?!」


「いや、切り替えが上手いだけよ」


そう言い1枚の紙を隊長に叩きつけ留置所を出ていった

ーーーーーーーー

中規模集落

個体数が30体以上の巣を中規模集落と呼ぶ。

30以下が小規模集落で50以上が大規模集落、特殊個体がいる巣を要警戒集落と呼ぶようになった


特維隊

冒険省特殊治安維持部隊の略

ーーーーーーーーーー


自分のコンプレックスに触れられなおかつ休暇なのに仕事をしなくては行けなくなった怒りで人が変わるニールさん、決して弱いものいじめをする様な人じゃない。

そして、ルーさんの戦闘力能力が上がったというのは、近接戦闘能力の強化をしてました。

ニールまでとは行かなくとも、そこら辺を彷徨いてるチンピラが束になっても勝てないレベルまで上がった。


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