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ギルドライセンスげっとん

ご無沙汰しております。

我は受付嬢に歩み寄る。

人の子達よ、我の能力を見て驚愕するがよい。

魔界の貴族である我の姿を見る事を光栄に思うが「ブゥ~ブッブゥ~~」よい!

昔を思い出し、気持ち良くなっていたのに、またしてもウメにカットされた...相も変わらず締まりの無い出だしである。


俺は受付嬢の元へ能力測定をしに来た。

「こちらの金属板に私がいいと言うまで手を乗せていて下さい。」

言われるがまま俺は金属板に手を乗せる。

「それでは測定を開始致します。」

受付嬢が開始を告げたその瞬間...


金属板が金色に光った。

200X年!組合の中は眩い光に包まれた!

はい。すいません。悪乗りしました。元ネタわかるかなぁ?

金属板から金色の光が放たれたのだ。いやはや光る金属ってどんだけファンタジーだよ...いやここファンタジー世界かw


「はい!結構です!」

興奮気味の受付嬢にそう告げられて俺は金属板から手を離す。

「能力測定の結果は問題ありませんのでギルドライセンスの発行をさせて頂きます。ギルドランクは【A】ランク。まさかこの組合からAランクが出るとは思いませんでした!」

めちゃめちゃ興奮されている。しかも声がデカイ!

しかしいきなりAランク?和風な街なのにAランク?色々疑問に思ったので俺は受付嬢に質問をする事にした。


「身体能力のランクやギルドランクって何ですか?俺は街の入口でギルドライセンスか身分証明を求められた時、両方持っていなかったのでギルドライセンスを作りに来ました。」

「そうだったのですね。ギルドライセンスは身分証明の代わりに使えるのでお求めになられて正解だと思います。身分証明は発行も再発行も時間とお金がかかりますから...。それでギルドランクについてですが......。」


受付嬢の話が長くなったので聞いた事を要約すると

・ギルドライセンスは身分証明等にも使える便利なカード。

・ギルドランクは身体能力とイコールらしい。

身体能力がAならばギルドランクもA、ラノベ先生みたくランクアップでAやSになる訳ではないらしい。

要は、Aランクのクエストを遂行するにはAランク以上の身体能力が必要となる。適性レベルみたいな物だ。

・身体能力のランクは

S=伝説級、A=勇者様ですか?、B=超一流、C=一流、D=一般的冒険者、E=一般人、F=頑張れ!

って感じらしい。因みにSランクは現在0名、Aランクは登録数が俺を含めて2名、Bランクですら50名以下、とんでもないチートボデーだ...死神様、アンタなんちゅう事をしてくれたんや...。


そして身体能力は素質がある人ならば鍛え方次第で上がるらしい。高ランクもかなり稀ではあるが上がるらしい...。

そうそう、ギルドライセンスと職業は関係無いらしい。中には職業がニートでBランクもいるとか...要は冒険を斡旋する上で参考にするから書かされたと。


そして俺はギルドライセンスを発行して貰い、角ウサギからゲットした角と毛皮と魔石?を売る為にストレージから取り出した。

「ここに来る前に獣を狩りました。素材の買い取りをお願い出来ますか?」

「はい。買い取り出来ますよ!素材を出せますか?」

俺は受付嬢に言われるがまま素材をストレージから取り出してカウンターに置いた。


「……!収納魔法ですか!?」

「まぁ、そんな物です。誰でも使えるんじゃないですか?」

「いや…かなり珍しい魔法ですよ!収納魔法が使えたら冒険者でも商人でも国家でも引く手あまたですよ!」

ストレージに驚いた受付嬢に俺は質問を返す。

それに受付嬢が返す。ふーん…かなり珍しいスキルなのね…。

いやはや受付嬢が大きい声で言うもんだから現在私注目の的です。

「おい、アイツAランクだし収納あるしパーティー誘わないか?」

「アイツはうちのパーティーに入るって決まってんだ!」

「ブゥ~ブッブ~。」

「目玉焼きはソース派です。」

後ろから色々聞こえてくる。


「取り敢えず買い取りお願いします。」

「素材は…ホーンラビットの角と毛皮と魔石ですね。状態が素晴らしく良いので、薬の材料や工芸品になるので角を50G、毛皮を25G、小さいですが魔石を50Gの合計125Gで買い取りさせて頂きます。」

あのウサギはホーンラビットと言うのか。ア○ミラージじゃないのね…。

しかし125Gの価値がわからん…。ここは田舎者設定で貨幣価値と物価を聞いてみるとするか…。


「ありがとうございます。田舎から出て来たばかりで物価がよくわからないのですが、宿に泊まるとどれくらいかかりますか?食事はいくらで食べられますか?お金の種類ってどれくらいありますか?」

「えっとですね、宿がだいたい50G、食事が5Gくらい、パンを買うと一つ1Gくらいからですね。お金の種類が…」

1G=銅貨

10G=大銅貨

100G=銀貨

1000G=大銀貨

10000G=金貨

100000G=大金貨

1000000G=白金貨

10進法で硬貨が変わり、通貨は【G】ゴールドではなくゴー。

パンが一つ1G~なので100円と考えれば俺ちゃんお金持ち。

怒濤の質問ラッシュに丁寧に答えて頂けた。


貨幣価値や物価がわかって一安心。

セレブな我は働く必要ナッシング!

でもファンタジーなあんちきしょーな世界に来たからには、登録したからには冒険でしょ!クエストでしょ!

ついでに簡単な依頼を受けてみる事にした。









ありがとうございます。

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