表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら神スキル持ちのハーレム王子だった  作者: 鯖太郎
一章 幼少から少年期
5/33

魔法とマナ

処女作です。

お手柔らかにお願いします。

 家庭教師と顔合わせを終えて数日後。


 

 いつも通りの時間に起き、自分で着替て朝食へ向かう。

 ダイニングには母と義母が席に座っていた。


 「お母様に義母上、おはようございます」

 

 「おはよう」


 「ライオちゃんおはよう」


 挨拶を終えて席に着く。


 僕は父を父上、母をお母様と呼び義母は義母上と呼んでいる。


 次に兄2人が順に入って挨拶を済ませると姉も入ってきた。


 しばらくして父が来て着席と同時に全員でおはよう御座いますと挨拶し父の皆おはようの挨拶で配膳が始まる。


 朝食を済ませ紅茶を楽しんでいると。


 「ライオ今日から家庭教師が始まるな。才能はあるんだ。頑張りなさい」


 「はい。頑張ります」


 初めてかも知れない。

 父に褒められた。

 とても嬉しい。

 

 「父上。ご相談があります」

  

 「何だ?」


 「はい。城の外へ出たいです。そして力を付けたら外壁の外へ出たいと思っております」


 「そうだな・・・家庭教師の2人は軍でも抜きん出た強さだ。まず城の外へ出ることを許可しよう。だが今日は城内の訓練施設で行いなさい」

 

 「はい。ありがとうございます。では先生の所へ向かいます」


 「うむ分かった。気をつけて行ってきなさい」

 

 「わかりました。では、お先に失礼致します」


 ダイニングを出ると急いで部屋に戻り、防具と刃を潰した訓練用の剣を持ち訓練施設へ向かった。


 

 「お待たせしました。ネイラ先生にカール先生、今日からよろしくお願い致します」

 

 一礼して訓練施設に入る。


 すると待っていた2人は緊張していた。


 「で、殿下、ご、ご、ご丁寧にこちらこそよ、よ、よろしくお願いします」


僕が不思議そう見ていると、先生達は姿勢を正し一礼した。


 「教えを乞うのは僕です。先生は気丈に振る舞って下さい。それに僕のことは、ライオと呼んで下さいね」


 「殿下を渾名でお呼びするなんて滅相も御座いません」


 「そうです」


 「お願いします。殿下はやめて下さい」


 「うぅ・・・わかりました。では3人時だけはライオ様とお呼び致します」


 「ありがとう」


 

 その後、少し談笑して訓練が始まった。


 「ライオ様、まずは魔法の練習を始めましょう」


 「はい。ネイラ先生」

 

 「まず私がライオ様の手に触れ魔法必要なマナを流します。そうしたらライオ様は反対の手で火をイメージして下さい」

 

 「わかりました」


 「では始めます」


 

 しばらくすると触れられた手から暖かい水が身体に入り込んだ様な感覚を覚えた。


 「これがマナです。マナはこの星の至る所に存在します。では火をイメージして下さい」

 

先生に言われた通りイメージしていると暖かいそれは僕のイメージ通りの火に変化した感覚を得た。


 「火に変換出来たかな?」


 「多分・・・。これから何をすればいいのですか?」


 「じゃそのイメージを触れていない方の手で具現化するイメージをしてイメージが固まったら火よと詠唱して下さい」


 「はい」


 集中して具現化のイメージをすると直ぐに手に淡い火が灯る。

 それはあっという間に火柱となった。


 「え?無詠唱・・・?それに私の補助付きとは言え、あそこまでの炎見たことがない」


 そんな声を出して僕を見るネイラ先生。


 「魔法ってこんなに凄いんですか?」

 

 「・・・兎に角イメージすることを辞めて手を閉じて下さい」


 「マナを吸収してイメージを具現化する、これが魔法です」


 

 気丈に振る舞いながらネイラの頭は混乱していた。

 国王陛下からはスキルの事を聞いていた。

 だがここまでの魔法を行使するにはスキルが必須である。

 ライオ様のスキルは・・・


 しかし魔法強化なんて・・・3代目国王ライオネル様だけだ。

 

 魔法強化は同じレベル以下であれば耐性や身体強化を無効化できるとされている。


 要するにレベル4〜5であれば敵なしの魔法使いという事!

 それが本当なら・・・こんな風に家庭教師と言う貞を使わずご兄弟と同じ様に軍事施設で勉強できるはず。


 そんなことを考えていたら隣で青白く巨大な炎が上がった・・・。


 「ライオ様?お一人で魔法を使ったのですか?それも初めて見ました青い炎なんて・・・」


 「え?難しいことですか?先生が入れてくれたマナが残ってたから同じ感覚の物を身体に吸収させたら使えました。それにもう何もしなくてもマナが充満し続けてるから大丈夫ですよ」

 

 「わかりました。マナに関しての感想は十人十色ですからね」


 ライオ様はもしかすると天才?

 まだ3歳の子が一回の補助で自在に取り込めるとは。

 末恐ろしいわ。


 「ライオ様は魔法の属性を知っていますか?」


 「はい。基本属性は火、水、土、風と次元です」

 「次に上位属性は炎、氷、岩、凪と時空間」

 「そして最上位は爆、雷、地、嵐と転移

 

 「よく出来ました」


 「先生、次元と時空間に転移ってなんですか?

 

 「簡単に言いますと、次元は広さ自在の、何でも入る自分だけの倉庫という感じです。時空間は時間の流れのない沢山入るが制限はある金庫ですね。それと見える範囲に時間のない空間を作ってワープなんかも出来る様になります。そして転移は行ったことのある街や場所にいくら遠くても一瞬で飛べるって感じです。そしてその3つが使えると虚空が使える様になります。虚空は時間の流れを自在に操れて行ったことのある場所ならどこにでも出れる部屋と言う所ですかね。例えば、1年1時間にセットして中で1年過ごすと外の世界は1時間しか経たない。中では1年過ごしても身体は1時間しか歳も取らない。お腹も減りません。ですがトレーニングをすれば一年分上達するのです」


 とんでもないことを聞いてしまった気がする。

 虚空か欲しいな・・・


「うッ!頭が・・・」

まただ、また虚空の手順や魔法の使い方が頭を駆け巡る


 今回は微かに声が聞こえた気がする。

 頭の中でその声がだんだんと大きくなる。

 そして僕の口から声が出た。


 「・・・虚空」


 すると気が付いたライオネルの眼前に漆黒の靄が浮かんできた。

 

 「え?なんだこれは?」


 「ライオ様、こ、これは・・・こ、虚空です。なぜ?」


 「分からない。欲しいと願ったら頭の中に声が聞こえて・・・気がついたらこれが浮かんできた」


 「ライオ様が出したのだとすると消せるのもライオ様なのです。ですから消えろと願って下さい」


 「うん、わかった」


 虚空出てきてくれてありがとう。

 また出てきてくれよな。

 消えろ虚空。


 ライオネルが願うと少しづつ虚空は薄れていく。


 

 「今日はここまで。マナを使いすぎるとマナポイント(MP)切れを起こします。最初に目眩や吐き気、倦怠感を感じます。基本はそこでマナポイント切れで終わるんですがそれでもマナを吸収し魔法を使い続けると待つのは死です。本当に気をつけて下さいね」


 「はい。わかりました。長く吸収しマナポイント切れを起こさないようにするにはどうしたらいいですか?」


 「そうですね。マナをゆっくりと限界まで吸収してゆっくりと吐き出す。今はこれを練習しましょう」


 「わかりました」



 


「次は私の番ね。ライオ様、剣を取ってください」



 カール先生が大剣2度3度振り剣術を始まりを宣言した。


読んで頂きありがとうございます。

ブックマークよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ