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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
惑う時にも
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ホーリーライツ/メイド・イン・クリスマス/血塗れのイブ

「ホーリーライツ」


正しさはいつも君と共にあるよ

信じる事を 諦めず進んでくれ

光はいつも君を照らしているよ

私がいなくても惑わないでくれ


聖なる夜に

贈れる物は言葉しか無いけれど

君をいつも見守っているからね


こんな薄汚れた世界の落とし子

だけど今夜だけは祈りを捧げる

君が幸せであるようにと


「メイド・イン・クリスマス」


ホワイトクリスマスになったね

君の誕生を祝う凛とした空気が

僕等を包む すっかり歳とった

冥土の土産に相応しいと笑う君


死ななくて良かった

生きていて良かった

君と出会い愛し合えたから


思い出は真夏の烈風だ

焔と成りて情熱の薔薇が咲いて消えて


君はクリスマス製のとびきりのドール

踊ろう 真っ赤なワインを飲んだ後に


いつまで続くのだろう?まるで夢幻だ

だけど悪い物でも無い 味わい尽くし

クリスマス製の特別な夜に聖なるキス

彼は自殺したけれど 僕等は笑おうね

笑い合おうね お別れを笑い飛ばそう


聖なる夜のブレンド 1年に1度限りの

演出は整った 歳も身体も重ねようね

お互い皴が増えたななんて笑い合って

ケーキの上の蝋燭は粉雪を溶かすほど

太陽のコアのようで 蕩けていく砂糖


「血塗れのイブ」


初めて愛し合う少年少女

何を求めていたのか私は忘れたけど

寒がる夜に 繋がれる 悦びに浸る

ひたすら励む 波のように満ち引き

快楽と痛み 処女の証は真っ赤な血


今夜シンデレラ 着飾らぬ裸の心で

それを美しいなと 私は思い出した

今 2人 獣になる 小さいベッド

止め処なく溢れる粘液を掬って啜る

いやらしい音に恥らう血塗れのイブ


駆け上がっていく階段のその先には

何が待っているのか誰も知らないが

若きコンプレックスに惑ってた頃は

全てが恥ずかしかったかもしれない

今は1つになれた悦びも忘れ彷徨う

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