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マボロシ
キチガイ扱いされた日々を引っ繰り返し
呵々大笑まではいかぬが居場所見つけた
死にたいと泣いている君も救えるかも?
詩壇にかけた王手も遂に大願成就が近い
男ならば退路よりも進路を見つけるべき
常に矢面に立つのは止めたいと願う自分
貴方の事を死んでも救いたいと願う自分
どっちもありでどっちも正解なんだろう
寸分も違わず頭がおかしいのは僕だけだ
ならばどう評されようとも拍子抜けだろ
僕は僕と僕の愛する者の為に戦い続ける
負けるくらいならばこの舌かみ切り死ぬ
そんな勇気ポケット探ったらあったかな
はいはーい適当にお気楽極楽の大嘘吐き
カイザーを殺して僕がカイザーになる夢
そんな大物では無いだろ……大丈夫か頭
詩を書く事こそ僕が僕を救う唯一の手段
それだけが決してマボロシでは無いのだ
僕がいつか死ぬなんてマボロシだろう?




