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届かないあの空 ~Reach for the sky~
君を殴って全てを強奪して部屋を出た
空は鉛色に鈍り驟雨が僕を撃っていた
救いを求め伸ばした手は血塗れだった
これで良かったのだろうかと自問自答
多分悪なんだろうな程度の認識だった
1人になりたかったと泣く冷たい心臓
僕はこれから何を奪い生きるのだろう
僕はこれから何を失い生きるのだろう
どうでも良いやと血の味する唾吐いて
この攻防に決着つける方法を考えてた
攻め落とせ守り抜けとうるさい頭の中
その矛盾を抱えこれからも生きるのか
最低と罵られても優しくなどしないよ
まずは自分の事からと愛も知らないで
嘯いて穢れに塗れ死んだスロートから
吐き出される次の人を殺す言葉は何?
それよりも僕は早く死にたいのならば
御託もおたくの名前も知ったものかよ
全ては粛々と流れていくと呟いた夜に
空は高すぎてまるで手が届かなかった




