自戒
現世でも幽世でも快楽を貪るバケモノ
人間なんて打ち捨てて行けば良いだろ
そう思った数秒後寂しくて泣いている
1人でいるのよりも辛い事はあるけど
僕の目にはまだ何も映って無いようだ
みんな平等ってあんまり好きじゃない
それぞれ思う所当然あってそれでもと
繋がりたいと祈る事、それが愛なんだ
ささやかな痛みにも苦しむ僕達の墓場
用意されてりゃこれ幸いなのだろうか
生存とは闘争だから僕は敵を作ってる
叩き潰すべき自分自身という名前のね
癒されない……子供達が悲鳴上げてる
君の言葉も笑顔も素敵だけど疑ってる
恋の罠、その花はもう2度と咲かない
基本的に何も問わないと孤独ぶっても
朝も夜も自分を殺せなくて自戒してる
母の流した最期の血の涙を忘れないよ
厳粛たる態度で臨まねば消しさられる
我ながらみんなと同じ事ばかり言うね
現世と幽世繋がれない次元だとしても
お坊さんでも大した教え説きはしない
言葉との勝負は果てなく期待しちゃう
どっちが先に逝くんだと神殺しに励み
今日も心底笑えるニュース1つも無い
語り部の存在はと書いてハッとするよ
どうせ昔話だから聞き流して下さいな
何が欲しいのだろう?吹雪の中悩んだ
ひたすらこの旅の果て光ある事を願う
拗ねて同情買うのはもう止めなきゃな




