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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
地方都市の平野
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モスキート

刷り込み現象だと言い聞かせる

だけど心因反応は蚊の泣く声で

そいつに逆らったらお前死ぬよ

って言うんだもん言うんだもん

だから大人しく縛られているの


せめてうるせえって潰されたい

ハッキリ言って早く死にたいよ

飛んで火にいる夏の虫も今は冬

永遠の天国などはありゃしねえ

現世も幽世もアヌビスの支配下


登録されている電話とか住所は

顔みたいにすぐ変えられるから 

僕を殺せるのは単独の僕だけだ

そう思うと蚊のような小さな声

悲鳴とも呼べやしない抵抗だよ


ぐだぐだ毎日意味不明な事綴り

もし世界が終わるなら大歓迎で

何者にもなれない事知ってるし

プライドとかいう臭い乳製品は

高校のロッカーの中で死んでる


頭の中で蚊の群れが争いながら

僕を早く死にやがれと脅迫する

はい ありがとうございますと

キャンディを舐っていたら朝で

まだ生きていたのかよと呆れた

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