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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
Mystery
74/900

Poetry

ブランデーボトル片手に歩いてた

生死と言う命題の前に惑うだけで

結局は酒だけが友達みたいになり

神の吐き出す溜め息に凍り付いて

これは一体何だと痛み堪えていた


歳を取ると言う事は鈍麻する事と

勝手な勘違い ただ自尊心は肥大

どうでもいい事に拘る様になって

視野が狭くなるのも仕方ないかな

それが老いという物なのだとして


ますます足取りは重く曇天に斑点

魔獣に襲われたように真っ赤な顔

吐瀉して息苦しさから逃げ出して

何か昨日もこんな1日な気がして

変わる?変われる?瓦叩き割って


その音は絶命する瞬間の記憶操作

橋を渡る時感じていた根元的恐怖

落下傘にて 活火山に飲み込まれ

君とアイスクリームと希望絶望と

全てが甘くて苦い そんな矛盾だ


騙されまいと努力して幻影の少女

薫る腐った花びらと牛乳の生臭さ

言葉に出来ないならアクションで

フィクションなら良かったのにね

もう戻れぬ 進め過ぎた時計の針 


慢心すれば全て濁っていくだろう

三振かホームランかのプレイヤー

元々気が付いていなかった身の程

脇差でぶった切る無駄なプライド

守る為に信じたかった君の優しさ


光り輝く朝に永遠を見た気がした

だけど悲しさに耐え切れない弱さ

嘘を吐く事も良しとした決別の日

愛は夢 君が隣で笑っていた窓辺

今は結露が涙の様に滴る激情の夜  

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