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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
Mystery
72/900

Misery

願いは叶わないから願いなのかも知れない

君が好きだといくら叫んでも届きはしない

別に悲しい訳じゃないけど泣けてくるんだ

涙は濁流と成りて全てを押し流していくの

それが人の世の定めなら早くくたばりたい


1人呟いた 好きですと 誰も聞いてない

残響だけが 孤独を呼んで 消えていった

こんなにも強い想いも誰にも届かないから

死にたくなるんだけどそんなに甘えられず

全ての事に報酬なんて無いんだと諦めたよ


だがそこから始まる事がある 終わった命

それを星空に探しても 二度とは会えない

つまり悲しさは実存であると言う結論なら

生きていく事全て無意味であり意味である

そこらへんを履き違えている人は可哀想だ


ただ強くなりたかった 君を守りたかった

でもそんなのおせっかいなんだ おそらく

人の心に土足で踏み入れれば警報が耳劈く

頑張りに限界なんて無い その途方も無さ

逃げ出したかったけど この悲しみも生命


街の喧騒も午前五時には不思議な程静かで

朝焼けに吐き気覚えるくらい心に闇が満ち

青春とは何物にも代えがたい宝物だったか

怖い物なんて1つもなく笑い合えた日々も

ひび割れて摩耗していくばかりの優しさも


似たような事ばかり考えている馬鹿らしさ

それでもいいやんって励ましてくれた友達

全てが色鮮やかによみがえる真冬の暗がり

そこにいつも真実があった 今も君が好き

愛は抱き締めて キスして セックスして


光なんて見えなくても何の支障も無いから

目を開け 明日も希望のフラッグは立たず

でも絶望でも無い なら何なんだろうか?

きっとそれを問い続ける事が人生なんだな

それは苦しいよ 人の道には標が無いから


君が遠ざかっていく事を知った時の恐怖に

抗う 雪舞うこの街に愛を知らぬ寒がり共

そもそもと語り出すのはビール何杯目だ?

ちゃんと聞いてるよ 男も女も響き合って

彩っていく そんな未来を僕は夢見ている 

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