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オレンジ
俺ん家がオレンジに染まる頃 自慰をした後
コックサッカーブルース読んで死を思ってた
秋って凄く感傷的になってエロスに混乱する
俺の無力は孤独故と言う事に気づいた夕刻に
太陽が夏の残り火の如くギラギラ輝いていた
街は賑やかで誰も相手の顏なんて気にせずに
ただフレッシュな快感求めて彷徨っていたよ
人生は欠けていく事と言うが埋めるのも人生
無い物を嘆くなら作れば良い 俺達の手でね
嘆く事なんて何1つも無いだろ 運命以外は
居眠りぶっこく時間だけはあった青春の残骸
毒々しい欲望はオレンジにドレスアップされ
カボチャの馬車ですらテロで爆破される時代
命を賭けるなんて何の代償行為か知らないが
お年寄りの戯言に過ぎないから惑わされるな




