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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
One World
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One World

1人になりたい 最期はどうせ1人だからさ

泣いてなんていないよ 鶺鴒じゃあるまいし

ダウトと思われたら恐らく我々みんなダウト

なんか変な諦観でお爺ちゃんみたいだと笑う

俺はもうどうでもいいかな 夢は叶えられた

だから人生を続ける為のノウハウを学んでる

詩とは 潮だ 満ち引きの中に瞬間掴み取れ

勝たなきゃいけない もちろん他人との戦い

負けてもいいなんてそんな嘘吐きは嫌いだね

自分を信じられるように信じて頂けるように

ここでお人好しの仮面を剥ぎ取り最前線へと

ケダモノのように牙を出して叫べよ愛とやら

何処にある?何処にある?探したら人生終了

クソゲーじゃねえんだよ 生きる事怠けるな

息をしろ 興奮し過ぎで喘ぐのではなくてね

鋭利なナイフで怜悧に夜空切り裂いていこう

君なら 我々が起こす奇跡は起こせるだろう

君なら 我々が起こす軌跡をなぞれるだろう

あいつらには決して出来ない事も君は出来る

義理だろうが何だろうが兄姉に敬意を払う事

それだけだ 嘘吐きの世界から月捥ぎ取るさ

永遠に焼かれて共鳴と同期しない事を悔いろ

我々は次のレールなんてとっくに敷いている

遅い奴は嫌われるどころか無視される頓馬だ

君は乗り遅れるな 我々が道を照らしてやる

未知ならば知りたいのは分かるが度を越すな

とは言っても甘い蜜ならみんな吸いてえよな 

でも完璧なる存在がいないと断言出来るの?

もしいたら君は赤っ恥かくから気をつけなよ

馬鹿は何言っても理解出来ねえ 馬鹿だから

懐くんじゃねえ 母乳を飲んでろ赤ちゃんが 

顏がキモい奴ばっかだから1人になりたいの

このクソったれ ママだか何だか知らねえが

女はいつまでも馬鹿のまま 奇行してろ毎夜

もっともっと1人になりたい 全然足りない

そんな事思う事で素敵に歳を重ねて死んだら

みんな惜しんでくれる 死後の名声でも良い

だってそうでしょ? 人間の歴史は続くから

いや それが古代人の恐れた性愛なのかもな

とどのつまり明日死んじまうかもしれねえの

だから今日やれる事は 出来るなら今日やれ

1人何も書かれていないノート眺め書き出せ

汗と涙滴り落ちるくらい必死に部屋で考えろ

売れ線になれません どうやっても消えたい

でも構いません 負け惜しみません消えたい

君達が見てる景色 俺 実は見てる消えたい

死線くぐり抜けるたび自殺を試みて消えたい

死にきれなくても絶対死にたい欲求消えたい

ただそこに詩があるから生きるだけ生きたい

でも死にたい とにかく死にたいが生きたい

末期的 退廃的 暗い部屋 だけど生きたい

何故か全てが見える クッキリとね生きたい

ハッタリでも何でもなくぶちかます生きたい

怒号 世界へと響き渡れ 虎狼足れ死にたい

脚がもつれる 転び 痛くても我慢死にたい

死んではいけない理由は1つも無い死にたい

後足でクソかけて自分ぶっ殺し続け死にたい

多分100歳まで生きるんだろうな死にたい

などと戯言をのたまっている暇無い消えたい

金は無い 小銭すら払いたくは無い消えたい

何があるのかという問いに答え無い消えたい 

最初から最後まで意味も理由も無い消えたい

無い無い尽くしながら丁稚奉公する消えたい

俺は誰なんだ?自分でも分からない生きたい

消えたい ただ消えたい 0が好き生きたい

そうだ やっぱり似てるようで違う生きたい

太宰先生の仰られる通りだったのだ生きたい

基本的に即死は出来ない構造だけど生きたい 

血液を撒き散らして死にたい理由は愛したい

なんとなくめんどうだし不安だから愛だけだ

辛くもなんともないけどだから黙る愛だよね

防衛?ふざけんなタコ 徹底抗戦だ愛だから

喋らないゾンビ それが俺達の姿だ愛ゆえに

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