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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
Naked
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お星さまになる前に

お星さまになる前に言っておきたい

ただ ありがとう それだけなんだ

泣いたり喚いたりしないつもりだよ

宿星は落ちてのちお空の巨星となる

それだけは誰も知らないから覚えて

生命にきせきとルビ振りたいくらい

ぼくらはそれによって動いてるんだ

ありがとうの形が様々なのは人ゆえ

言いたい人も言いたくない人も個性

とりあえず人権と言論の自由を守る

それによって守れぬものが出来ても

なんか変な子供だったと後悔が金塊

言葉が溢れて来るのは愛があるから

ぼくもいつか死ぬんだなって感傷は

勇敢に同じ漢字を並べる事を拒絶し

光陰から産まれる直感で後韻を踏む

縛りつけながら緩めながら生きてく

それは誰だってそんなものだろうよ

ただ人の生死ってやつはまぁ怪物だ

人の心を酷く脅かす それでも三絶

家族って良い物だから泣くけれども

生まれなきゃ死なないよ 極端だが

そんな下らん論戦するつもりは無い

ネクタイの締め方忘れたAC会社員

変な箸の持ち方も直したいかぎっ子

葬送歌は要らない 法螺貝で出陣だ

死ぬ事は覚悟 苦痛と別れとの対面

それでも良いって言うなら走ろうぜ

空を見上げれば星になった死者の命

瞬いている 人生はまばたき 一瞬

泣いても泣かなくても良いルールさ

堅苦しいのはぼくは嫌だね 構想は

鳥葬でも土葬でも風葬でも良いから

市民はなるべくお安くやりましょう

死んだ人は戻らないからありがとう

それを唱えておけば葬儀参列者爆増 

お星さまになる前に言っておきたい

特別なありがとうを抱いて眠りなよ

夜が輝いたら再会の時かも その頃

ぼくは恐らくは再生してないけれど

それが愛別離苦ってやつの呪いだよ

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