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いつだって
いつだって全力疾走
いつだって死ぬ覚悟
何度も死に損ねた命
もう退路など無いよ
だから俺は見たいの
いつだって感じたい
いつだって信じてる
俺は負けるし勝つし
変わらない物は無い
その流れにただ抗う
産まれちまったから
いつか俺は死ぬから
せめて俺を供養する
誰もいない世界でも
涙が虹にならずとも
叶わない夢のしっぽ
今この手に掴めそう
誰にも真似出来ない
人生とはそういう物
敵が多いのはご承知
父と母の骨を拾うよ
俺の骨は土に還るさ
誰も俺の事知らない
それで全然構わない
とにかく弾痕を残す
逆らう奴を黙らせる
そんな最高傑作捜索
俺は満たされないよ
いつだって空っぽで
だから書き続ける詩
埋める場所はあるか
呪いや妬み消し去る
光はいつも共にある
影は夜には見えない
全部捨てちまったよ
いつだって無難だよ
死にたくないで済む
そんなみんなの願い
捨て去れはしないよ
因果と呼ぶしかない
金貨一枚輝いている
棺に入れて燃やされ
真価は死後決まるか
堕天使でいられない
神ならば降ろせない
重い体を引き摺って
いつだって俺は想う
いつだって負けない
そんないつだっけを
俺は決して諦めない




