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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
音した
63/900

SNOW

しんしんと降り積もる雪

信心こそが心身を守る術

良く分からないけれども

僕らは生きてそして死ぬ

ただ……それだけの事だ


雪は儚いと人魚姫が嘆く

それでも根幹は簡単だよ

笑ってばかりいられない

悲劇を歌うつもりも無い

最初から夢など無いんだ


間違いばかりを犯しても

人間の心は傷付いていく

そうだ正解は快晴の妖精

今から晴れるよなんてさ

何だか泣けて来ちゃうよ


ドアノブに南京錠かけて

ウイスキーを水代わりに

浴びるように呑んでた頃

僕はたった1人立ってた

いやただ立ち尽くしてた


上手くいかねえもんだな

寂しさに真夜中震えてた

今だって僕は青春の最中

涙を並々と湯呑に注いで

飲み干す 圧倒的な孤独


寒すぎてお腹を壊してる

午前三時過ぎ君にTEL

迷惑そうな声で聞いてる

君の秘密を僕は知ってる

ジブリ作品はもう飽きた


詩を作る時間も後僅かだ

ゴールはスタートだった

コールはクールに決めて

分かり合いたさが先行し

ついつい甘えてしまうの


落とした財布の中身も虚

爪の先に火を灯す暮らし

また大地震が来たら僕は

きっといや初めからかも

家族も友人もいなかった


風雪に曝されて凍った心

君が溶かしてくれたなら

僕は勇敢に立ち上がるよ

君が大好きで大切な宝物

それは白い恋人との約束


例えピエロだっていいさ

君の全てを知るまでなら

だから教えてよ 君の昔

落とした記憶の音がした

まだ何も終わっていない


冬が終わるまでこの呪縛

沸々と湧き上がり止まず

絶対零度から海の波止場

テトラポットの上に登り

2人きりキスをしようよ

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