夢職 ~幕開け~
6畳1間の木造アパートの部屋で
タバコを燻らせながら考えていた
永遠は無いが永眠はあるなと
それが宿命だと とっとと見切りつけて
次の1秒を生きたい まだ死んでないから
何やったって満たされる事なんて無いな
上はつかえてる 肺ガンの細胞無限転移みたいに
誰の力も借りず1人で死んで魅せるよ 花火が綺麗だ
自己愛と自己嫌悪 スマホの画面みたいにコロコロ角度変わって
僕をミスリードするクロスロード 誰にでもありそうな病気だろ
何者でもあれない不安定さはジェンガか スウィンギングヘッド
誰もが真実を知っていながらそれでも信じる心がひしゃげないのは凄い事
それが人であるとしたら 他人の命くらいは尊重し助けの手を差し伸べる
常に揺るがない それだけ人の死因を知り過ぎたしそれだけ死を看取った
突っ込まれ所満載の欠陥商品はお安い物だね ジャンクフードみてえだな
とにかく走り続けないと マグロはベッドの上だけで良いんだぜ おデブ
誰も平和なんて望んでないんだろう
好奇心満たす不幸なニュースを望んでるんだろう しょうがない
死なぬが為に息をしているんだ タールで真っ黒な肺 禿げて良いと語る
諦めながら諦められない全てをってプライドがフライドされ酷く脂臭いな




