クナシリラットスネーク
クナシリラットスネーク
冬眠から目覚めるか 島民は崇めるか
ヘビ 触れると酷く冷たかった気がした子供の頃
色々な物点において特殊な存在 ぞんざいにするな
金目の財布盗むならヘビ皮だけど悪銭身に付かずだぜ?
陽が長くなってきた北の大地 静けさの中から観光産業
へそは東京で緒は伸びて離島扱いのこちらへ福を運ぶか
人というのは中々に運命の絡み糸 縁斬るのは疲れるさ
奴隷は奴隷なりのしっぺ返しすると太宰 屈服は悔しい
命を賭けられるか? そんなに追い詰められてないけど
訃報は不意だ いつも 生死恐れるなというのが無理で
オカルトかも知れないもんでも縋りたいし風水も面白い
興味本位で放火 殺人 強盗 する男 太古の昔から?
そんな事無いでしょ? 強力に省略しなければ死ぬ時代
いつもいつも人はギリギリだし許せない物は許せないし
祖母がヘビを飼ってて不気味な程とても可愛がっていた
それも微かに頷き首傾げて微笑む事しか出来ぬガキの頃
蘇ってくる記憶は大人になる事への期待と不安が殆どで
でも大人になって変わった事と言えば酒が呑める事だけ
馬鹿ばっかりやってたな 悲惨さに気づく事も無かった
そんなぬるま湯も冷や水浴びせられ目覚めた 聡くあれ
ならば道を違える事も無かったろう 完璧なんて無いが
なら毒ヘビの如く麻痺液撒き散らし汚染して抗戦するさ




