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俺だけの背中
ずっと追いかけていた大きな背中
今は俺が背も高いし身体も大きい
だけど心は気高くまだまだ大きい
俺が止まれない理由の親父の存在
ありがとうなんて伝わらないよな
気難しいけど笑ったらかわいくて
まだ何故母を選んだか聞いてない
いつか聞きたい はぐらかすけど
つきまとう孤独全然気にならない
そこにいてくれ 100点あげる
意味も分からず泣いてた子供の頃
諦めるな終わるぞと言われたっけ
その言葉を胸に情熱を燃やすだけ
永遠は声援だ 人の生きる理由の
老いれば誰もが衰えるのが運命か
追随を許さないのは意固地な姿勢
それでも多様性を愛したいと思う
旗をぶっ立てる 山の頂きを見て
思った まだ遠いな 頑張ろうと
続ける事 初夏に光照らすテラス
そこで優雅に居眠りするはいつ?
それこそ親父を超えるより難しい
負けた覚えが無いが負けてるのさ
だから勝ちにこだわるのは母の血
比べなければ風向きが分からない
極端な劣等感にいつかケリつける
ぎりぎりたたら踏みながら倒れず
そんな人を目指し生を損と思わず
静かに微笑んでいたいが心が痛い
今はまだ俺も親父も死ねないんだ




