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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
粗挽き
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気づいたよ

気づいたよ

産まれたその瞬間から僕には

勝ち目なんてまるで無かったって事にね


失われていく命を見つめられずに

泣く事も出来なかった


ふり返ってみれば何をやってんだかと迷走してただけ

終わりの世界に憧れてた 今もそうだけど病気のせい


しがみついた事 数あれど しがみつかれた事は1度も無い

そんな人生で正気でいられるわけなんてないだろ?


週刊誌が好きだった ペラペラしてて読み易いから

ワイドショーが好きだった 人が死ぬのが面白かったから


今は笑われる方 「みっともないねそんなに傷ついて」って


絶叫と涙 狂ってる 狂ってる せめて君とあの時繋がってりゃ

何か変わったのだろうか すれ違いが辛かった


人の命があまりにもろく儚いものに気づき怯えた

実際それに直面して夢であってくれとうろたえた


終わってしまう事 みんな「私の事はいいから」なんつって

先に旅立ってさ なんでそんな強くて優しいの?


僕はもう耐え難いほど死にたいよ 終わらせてくれ

そして気づいたんだ 僕も1人だけどみんな1人を抱えている事


鏡を叩き壊そう 壊さなきゃ自分が壊れてしまう それも弱さで

そんな自分を憐れまないように もう1度立ち上がり戦いたい


だから詩を書いているんだよ 

勝つ為にね そして君を壊してモノにする為にね

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