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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
ミニストーリー6
551/900

Baffling

お母さん苦しかったよね

近くにいたのに分け合えなくて

ゴメンね ゴメンね ゴメンね


でも最後に産んでくれてありがとうって

言えて良かった


その気持ちが嘘か本当か自分でも自信は無いんだがそれでも

産まれた それは 間違い無く過去1度も使った事無い言葉

ミラクルだ 誰しもが泣きながら産まれ死にまた繰り返すか


人はその時その時によって違う事を言うし力も異なるけれど

誰も殺さないで しっかり生きてみよう 苦しみの道だとて

それは僕の道 誰も代わりにはなれない そのつもりも無い

ただお母さんの顔だけが鮮やかに蘇るのは親父も同じだろう

思っていたのより1000倍の数の人が死を悼んでくれた事


やっぱり僕のお母さんは凄えやって思ったな みなはどう?

波動感じる時も過ぎ去り摩擦で消えていくかもしれないけど

なんとなく大丈夫な気もしているし ねえ僕が死んだ暁には

また遊んでくれるかな? 親父も僕ももう少ししたら行くよ


本当に良かったのだろうか? 僕1人が抱え込む事無いけど

血縁とか地図みたいだな 嘘なんて要らないけど存在してる

呪いとか常在菌とかみたいにしつこくて鬱陶しいんだけどね

僕もそんな感じだけどね どうでも良い 死んじゃったから


でもやっぱり繰り返し思う事 無理して心痛めても構わない


お母さん苦しかったよね

近くにいたのに分け合えなくて

ゴメンね ゴメンね ゴメンね


でも最後に産んでくれてありがとうって

言えて本当に良かったよ

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