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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
シーフ
55/900

虚無

見せかけだけの優しさで

行けるなら楽でしょうね

毒にも薬にもならぬ言葉

下を見ればキリが無いよ

舌を出したマリアと仇名


勝手に好き放題やったら

摩擦は避けられないけど

根にも葉にもならぬ化物

老いとは醜いのに崇めて

馬鹿らしい 死ねばいい


極端な人ですねと大人が

物知り顔で私を評すけど

冗談は顔だけにしとけよ

ああ 飽きあきだ 眠い

退屈なのに悩み絶えない


窓際で頬杖ついて溜め息

思うのは君の美しい死体

簡単に終わってしまうさ

人生なぞ 少年の肢体よ

美しく鍛え上げて汗の珠


文化よりも武官を目指せ

馬鹿で良い 少しおだて

お調子者にお銚子注げば

天下一品 八岐大蛇なら

笑えばいいさ 楽しめよ


どうせ1度きり 尊いね

諦めた顔してた ゴメン  

しょげた顔見て君が言う

頑張ってって 笑顔でさ

それだけで 良いんだよ


満たされないとか公式化

死ねば何も無い 墓だけ

遺影を後生大事にしても

思い出せるか自信が無い

おい すぐそっち行くぞ


皆が群れを成して虚無病

怖いのは元気な異常者で

私も損してる 存外元気

囃し立てられて風評被害

その行く末に水など無い


さあ もっと吞んで歌え

楽しんだもん勝ちの価値

若い頃は貞操観念の囚人

だけど今は君の泣いてる

その顔にすら興奮覚える 


泣き事を漏らせ 小便だ

同情を買う話は高く売れ

男は外に出れば八方に敵

異国の発砲事件も現実味

だが恐れるな 震えても


少しづつ蝋燭の炎が弱り

消えたら絶望が待ってる

余ってる時間は少ないよ

死にたいなら死にたまえ

どうせ現世 四方に虚無

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