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孤独を盗んで
誰もが孤独を所望し消耗していく世界
別にそれがどうだって言う訳じゃない
ただ働けない悔しさと情けなさがある
1人よりは2人 2人よりは3人かな
消えていく炎 人間も同じ 骨になる
だから誰とも交わらない その生き方
間違いじゃないよ だけど壊れそうで
苦しかったら君の回りを見渡したら光
温かい光はいつも君と一緒 僕も一緒
簡単な事で挫けないで 諦めるなまだ
走り続ける 1人 それは美しいか?
結論はいつ出るか分からないけれども
自分に嘘を吐くな 楽したって良いよ
限界は見解次第 搭載されたエンジン
それは人それぞれ容量が違う物だから
現実とは私にとっては悪い夢のような
曖昧模糊とした物 泥濘のように深く
闇とも言えるか だが永遠では無いさ
そんな言葉を使いたくなる程花は散る
美しい物が滅びる その痛みは不可避
いつかはと待っていても何も起こらん
跳ね除けろ 空を飛べ 無茶じゃない
夢で見れるなら現実でも叶うと言うし
ほんの微かな匂いを肺の奥に吸い込み
吐き出していく そして孤独を盗んで




