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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
トウキ
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一杯のチャーシューメン

少年はひとりぼっちだった

孤独を愛していた


望んでもいないのに女に貞操を弄ばれた

悲しかった 女になめられて


ただ何かに没頭したいだけだった

だから彼は顔を変えた……


少年は大人になり青年として生き始めた

結構順調だった 遊び旅もたくさんした

悪くない 幸せかもしれないと思ってた

ニートだったけど


友達がみんな車の免許を持っているので

遅まきながら取得した


ドライブも好きで1人で景色を楽しんだ


友達がみんな働いているので

遅まきながら就職した


何故かその職場で異常に女に求愛された

正直またかと思ったが処世術と我慢した


何か違うと思い出したのはその頃の話だ

仕事で疲れていたのかも知れない

結構凡ミスをするようになった

地位ある立場にいたので痛手だった

上司にたまに陰口叩かれてるよと聞いた


嫌になって仕事を結構サボる癖がついた

元々そりが合わなかった社長は怒ってた


彼は非常にお粗末に左遷されて苦しんだ

実はギャンブルで借金があったのだ


埋める為に賭け事 ATMで借金を続け

パンクした


もうどうしようもないけどでも働いたさ

僕の話なんだけどね


仕事終わり950円のチャーシューメン

それが唯一の幸せだった


ある日仕事でへとへとに疲れ果て寝てた

いつも通り?だが突然声が聞こえだした

僕=彼は壊れていたらしく発狂したんだ


精神科と言う所に初めて入院し薬漬けで

もう何が何だか分からなかった 絶望?

名付けられないほど辛く泣いた


がそのうち人生って何だか分からなくて

退院した 家族はよろこんでいたようだ


だがその時交際していた女に気持ち悪い

そう言われ別れて


そこで完全に切れた彼はもう理性無くて

冷たい風が吹いているビルの最上階から

僕=彼は飛び降りた 大晦日の日だった

らしいよ そんな悲しい結末がよくある

金さえあれば何でも出来る世界糞喰らえ

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