空白の教室
ゴメンね
君が優し過ぎて辛かった
冷たく当たったりしたよね
それでも君は笑って私の小指に触れてくれた
最後のキスは授業終わり誰も居ない教室
カーテン越しの秋の消え入る陽光が白くした
あの時もう愛情は枯渇していたけど
でも君が付き合って下さいって真っ赤な顔してた
その日の事は忘れてないし 凄く嬉しかったんだ
人生はパズルだと言う人がいるけど
それは完成させる儀式じゃない 足りないワンピースを探す旅
そういう意味だと私は思っているの
ありがとう 君から貰った全て1つとして形ある物は無かった
矛盾しているかもしれないけど 少なくとも私は強くなれたよ
君がギュッと私を抱き締めた時のドキドキ とても鮮明なんだ
別れに理由なんてあるのかな?
ただ私達は人混みの中ゴミになるのが嫌だっただけなのかもね
迷子になってた子供の頃の恐れを人間は常に脳内で再生してる
だから涙し抱き合えば少し満たされるでしょ? 寂しさすらも
結局人間とはエゴの塊で未完の小説に良く似ているんだと思う
続ける事 いつかいつかって リセット出来ないゲームだから
雨 降ってきたね これ 傘貸してあげるから 濡れないでね
私? ちょっと自暴自棄だから 1人鼻歌でも歌いながら帰る
ビショビショの制服渇く前にいつも通り君とキスしたいけれど
じゃあね バイバイ 今でも心の中は君の事ばかりの強がりを
誰も見抜く事は出来ないだろうから ボロ泣きする 今日だけ
孤独では無い事で補足した君のカッコ良いフォトグラフ抱いて




