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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
彼は後に言った
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風に乗れない

今 追い風が吹いているのに

翼が広げられないのは悔しい


人に忠告する割には

1番なまくら刀なのは私だね


ブツブツと音途切れる古いスマホ

そろそろ機種変しようかね


引きこもりたい人なんていないよ

悲喜交々があって疲れてるだけさ

私だってそうだよ 日々を重ねて

聡くはなるけど 里に帰りたいよ


風に乗れない

気持ち良い風が吹かない

痩せこけているから飛ばされてしまう


浮ついてはいるけど

浮気はしないよ

男として最低だからね 

恋の残り火の匂いも嫌だが

恋した事無いから知らん どっちだよ


拡散したアイデンティティとメトロノーム

東京への憧れと老い 1人が好きで君が大好きで

ならば 北の大地で果てよう 君の中に入りたい


吹雪で1メートル先も視えぬ それ人生と似てる

泣きたいなら泣けば良いさ 罪滅ぼしなんだから

罪と罰 生き地獄 せめてもの無病息災のお守り


拒んだ末に 男は ビルから飛び降りた

それ以外に生き方を知らなかったから仕方ないか

そして我もいつかはなんてのは希望の光で消すが

終わる時痛いのかな ならリストカットですかね


全部知ってる 教えてもらったから

だけど案外普通の所に穴があるものだね?


風吹けばそれに乗るべきだ 秋めいて舞い散る葉

そういう風に生きていけばおそらく気楽だろうな

勝って負けて 己を知る 救いの手を差し伸べろ

かつて私は何度も何度も救われたからそうしたい

翼が大きく開いた 今がチャンス! いつだって

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