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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
命名
431/900

やっぱり、今日は晴れ。

感謝の気持ちを伝えたい

もう届かない 届かないけれど

素敵な名前を僕に与えてくれて

ありがとう


僕の最愛の人 だった人


お父さんが死んでしまったんだ


散々泣き続けた通夜の夜 土砂降りの雨だった

僕の涙だったかもしれないね


だけどいつも心の中にいると知った 葬儀の日 


僕はビックリするくらい清々しい気持ちだった


貴方を見送るのに涙は要らなかった


だから やっぱり、今日は晴れ。 良かったよ


気持ち良く送り出してあげたかったから


それでも骨になってしまった時に受け入れられなくて

また号泣しちゃったんだけど 泣いちゃいけなかった

すぐ笑ったよ 今までありがとうの気持ちが強かった


そして怒られたよ  笑顔で

俺を勝手に殺すな 100歳まで生きるわって

お父さんも僕もまだ死んでない 続いていくよ

妹もお兄ちゃん生きてね 死ぬなんて言わないでって

笑った


そんな風に笑い合える家族 命って儚いけど

生きてるって本当にありがたいよ 笑いながら行こうな

この人生を 


いつも笑顔を忘れずに 死ぬその時ですら

苦しみの果ての救済が死だ それは決して無駄じゃない


昨日メッチャ辛くて 雨も降ってるし元気無かったけど

思い出した いつも 運命とは 意外なほど優しいから

僕の期待していた通り やっぱり、今日は晴れ。

やっぱり、今日も晴れ。 笑顔の花が咲き誇る秋でした

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