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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
命名
429/900

イトシキミヨ

秋が来ると思い出すね

僕達が手を繋いで銀杏並木通り歩いてたの

君は今はどこで何をやってるのだろうか?

同じ空の下 それじゃ全然足りないのにさ

忘れていく事すら忘れていくなんて何故?


満たされていたのは満たされていなかったからだね

喉がカラカラに乾く イトシキミヨ 会いたいけど

結局 僕は誰も愛さなかった 傷つくのが怖かった

そんなありふれた失恋だけど生涯1度キリだと思う

君が僕の 全てだった……


そして全てを焼却炉にぶち込み新たに荒ぶり始める

新たな僕の物語 それは本当に全く未知の領域の道

すっごく怖いよ 人は新しい事を始める時 恐れる


シガレットとギター 詩とコーヒー アンプラグド

どこへ行けば良い? 何をすれば良い? 迷う夜に


友達は 歌だけだった……


僕の若かりし頃 誰もが憧れるような刺激的な毎日

勉強 サッカー 恋愛 そして金が溢れる程あった

自分で言うのもなんだけど凄い人だった 規格外で

第2ボタンを取りに来る女の子は居なかったけどね

それでも女の子とばかり話して遊んで酒呑んで騒ぐ

昔はそういう感じの時代だったねなんて大袈裟だが

光は溢れていたんだ だけど過去だから思い出の類


今は暗い部屋の中 命賭けの文字との戦いが続いて

疲れやすくなったし明るいニュースより訃報ばかり

安アパートの上階の住人の生活音がうるさい6畳で

何を創り出すのか迷いながら 結局まず自分を整え

必死こいてさ 外に出られない病と闘っているのさ


夢に見るイトシキミヨ 君は僕に力をくれましたね


「生きる理由」


タイトルだけ決まってる人生だけどまだまるで無名

君ももう結婚したしね 

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