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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
ミニストーリー4
417/900

私は私を迷ったわけじゃない

迷っていた 彷徨っていた

暗がりの中 手探りで君を


影はついて回る 光も

両方は愛せない この虚しさは何だ?


生きていく理由なんて考える暇も無かった頃

心はささくれてて 人の痛みなんて気づかなかった


あの日の私に 今の私が言える事は

間違ってはいない そのまま真っ直ぐ進めって事だ


直線道路を走るのは得意だ

北海道の冬 初心者ドライバーの難関はそっちでさ

私は自分で言うのもなんだけど何やらせてもテクニシャンで

それでも失敗はよくしたものさ その度激怒させた人々は今


今は私にはゴミもクズも安らかに死んでねという慈悲がある

それはきっと慈悲と言う名の似非なんだろ?

私は私を迷ったわけじゃない この世界の理に迷っただけだ


ルールなんて守らない でも心は穏やかだから何も起こらない

このままでは辛いとか苦しいの前に自我が崩壊してしまう


誰か 私の この手をとって導いてくれ……


この声はもしかして私? そうか君はいつもそばに居たんだね

良かった それだけで あの頃の少年が持っていた鍵 

今の私に受け継がれている 

重い扉の向こうに思い出を封印する部屋 そこに記憶があるか


ならば開錠しよう 鬼が出るか蛇が出るか 分からないけれど

人生は有限幽玄 正しさは嘘ついてないか己に問い続ける事だ

誰もいなくても 荒野で風に吹かれながら 自由と光を探すよ


きっとそれは運命とかではない 私の行く道はしゃぐ子供の頃

その時の気持ち 楽しさとか嬉しさとか美味しさを思い出す事

それが 私を救うだろう 誰も知らない場所で泣いていた 私

見つけ出すのも 私しかいないんだからね 東奔西走 光求め

君はもう縛らない 閉まらない劇場で 私は1人拍手していた

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