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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
Loud
388/900

暗い浴槽

暗い浴槽で果物ナイフで左の手首切り

横たわっていた 血液が心なしか青い

楽しみだった 少しづつ朱に染まる湯

死ぬのはドキドキする 気持ちが良い

終わったんだなと しみじみ思うんだ

やっぱり最初から最期まで馬鹿な俺だ

献血程度血が抜けたら軽く眩暈がして

死に切れぬと呪いながら風呂から出る

転んだりした時マヌケだなって嘲ても

誰も笑うわけ無い 解されるわけ無い

それを最初から望んでいたんじゃない

人は何故生きるだけで困難に傷つく?

大人になってしまったと諦めるだけだ

終わりは影だ 太陽の作り出す幻影と

侮ると後悔やら絶望でぶっ壊れちゃう

それを今の俺は希求しているのだろう

愛なんて愛された事無いから知らない

ただ俺が死んだら骨は残さないでくれ

この現世本当にろくでも無い騙し合い

信じるから裏切られたんだ 俺も君も

そうか 人は魂であり光に照らされる

その瞬間からは決して逃げられないが

生も死もコメディ映画 笑えば楽しい

もっと自分を傷つけよう 多分楽しい

暗い浴槽の中は落ち着く 鼻歌奏でる

この詩は虚構だが死に損ねなのは同じ

暗い浴槽で暗い浴槽で死にたいCRY

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