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いつか宇宙になる日まで
ロジックとマジックの韜晦
崩壊した 男のプライドが
死力尽くして 気力の限界
無限回廊の中でかくれんぼ
見当たらない出口に倒れる
もう止めちまえば楽だろう
それでもすがるのは 未練
若かりし頃 戻せない時間
それに黒い世界の終り感じ
死体に薬缶で沸かした熱湯
己を全力で殴った 生きろ
そして死ねよ いつだろう
分からないけれど最果てへ
光を求め手を伸ばしている
あの空へ届けと祈りながら
千切れそうな意識を保って
幸せじゃなくても構わない
終わりは始まりの序章だよ
そんな嘘吐いて1人で笑う
たったこれっぽっちなんだ
表情を見られたくないから
隠して来たけれど醜い物さ
心を表わす顔を変えながら
老化していく 廊下で倒れ
保健室で憧れにしな垂れた
青春にも戻れはしないけど
清らかな秋の風が吹き抜け
今を生きる事の大切さ思う
ただそれだけで人生は完成
歓声の中で両拳突き上げた
きっと誰もが希望求め歩む
ただ繰り返し涙は枯れ果て
それでも願いだけは一等星
ピカピカ輝いているんだよ
そして宇宙になる日が来る




