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静寂を壊して
1人の夜の静寂を壊して
泣きじゃくりながらで良いから
同じ時間軸でも違う時間軸でも
君とは恋に落ちていただろうけど
1つには決してなれなかった それも運命
0時まで1分弱
鋭い痛みが身体駆け巡る 生きているのだ
それさえも忘れそうでちょっと怖いけれど
明日になれば 目覚めていれば何か分かる
パスタを茹でる デュラムセモリナの香り
人生の栞にはクローバーを 終わらない夜
生きる意味とか考え出したらキリが無い
がむしゃらに働いていた頃 そんな事考える暇も無かった
だがきっと脆弱な心は元々で引き摺りながら都会の人混みを
人に笑われながら生きていくのだろう いつか訪れる永遠の静寂まで




