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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
終わりは始まり
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眠れない

眠れない サキュバスの誘惑か拷問か

そもそも始めから間違っていてそれの罰か

止まれないのに身体が動かなくてただ悔しい


頑張ってねってあの日貰ったエールに応えたくて

ひたすら走り続けた10年も単なる浪費だったもしれないな


そんな風に考えちゃう自分が憐れだけれど

憐憫と称賛 天秤にかけても答えは無かった 喪失感だけがあった

要するに不安だったんだろう 呪縛が無かったら存在も消えるから


常に選択がつきまとう 正解ばかりを導き出して来たはずだった

なのにこの枯渇は一体 幸せとか全然知らない 知ってるけど忘れた


OLDSONGがやけに身に染みる 眼も涙で濡れる


なんか落ち着かない 不安?実存の証明?


お酒止めたら何故か却って物忘れが酷くなった


誰かと話したい?でも傷つくのも嫌だしそれに面倒だ

どうでも良いみたいな事言うけど欲求不満なのが本当


願いってなんだ?叶うのか?少なくとも私にとっては

夢物語から醒める事は許可されない不眠症だ


義理とか責任とか手首切りつけてでも消し去りたい

子供なんだねって言われてお前もそうだよと内心諦めたような言葉で言い表せない数式みたいなのが頭に浮かぶんだがうるさいから薬で抑えつける でもダメだ


ダメだって言っちゃうのがダメなんだよって

あんた誰か救った事あんのかよと疑問だが己にも問う

そして結局虚無 傷つけたい 傷つけられたい


それが愛情の代償だと大人はみんな知ってる

とどのつまり救いとは救ってあげるのと等価値なんだ


ただ眠ろう 眠れない夜には衝動を呪うしか無いんだ

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