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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
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花の夢を見ていた

花の夢を見ていた 

多分僕の最期の光景だったんだと思う

そう考えると少し悲しいかもしれない

涙は出なかったけれど


ハルシオンくすねなくても眠り薬貰える現状

つまらない現実から逃走するのに丁度良いか


ちょっと自信も無くすよ


花は綺麗だけどいつかは枯れるのは儚いから美しい

ならば人生だって美しいはずじゃないのか?おかしくないか?


僕達は特権と引き換えに無様な死に様という罰を授かったのだ

だから急がなきゃ 冷や汗たらりとこめかみのあたりから流るる


君の声が聞きたい 聞きたい 聞きたい もう1度……

せめてもの餞の花は血液を吸い尽くし紫に光る悪魔とも言えた 葬式に於いて

そして火葬場の煙突から彼のエクトプラズムは空に呑まれた


まだ対応は出来ている 解放運動に ならばそれで良かろう 

花は老いる前に散るから


花の夢を見ていた 

多分僕の最期の光景だったんだと思う

そう考えると少し悲しいかもしれない それは頬に一筋涙の川が出来てたから

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