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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
新世界
281/900

ファンタジスタ

ちっとも優しくなれなくて

また自分を壊したくなってる

悪い癖 髪の毛でも染めようか

1人首都高 ミッドナイトドライブ


星の視えない 都会の空 スモッグ警報

田舎に帰ろうかなんて考えだしたらアクセル踏み込みたくなる

いつだってそうさ 男って生き物は 甘い匂いに誘われて

馬鹿を見る馬鹿 でも俺はひと味違うぜなんて

驕り高ぶっていたら ふた味違う奴が最悪のタイミングで現れる


無茶する事が若さで あちゃちゃ 失敗ばかりだったね

懐かしく 夏祭り 君とはしゃいだ縁日も薄れゆく記憶 雪原に

そして真っ白さ 汚れているかは 春を待て 死が訪れるから


出会う人 去る人 色々いたよ かなり変わり者の俺でさえ驚くほど

頭の中 覗いてみたくなる SNSの陰でSOS 緊急車両のお通りだ 道を空けろ


いつも激しい衝動でホームランかっ飛ばしてきた高校の授業 部活はサッカー

君が好きで放課後話し込んだよね 何度も足を組み替える仕草にハラハラした


今は何も無いよ いつか死ぬんだなって思うとね それでも命を抱き締めて

会いたいから 愛したいから 藍色のその彼方に 悲しみを見つけて泣いた

感傷的な優勝に酔いしれていた時は過ぎ去り何度も負けてその度立ち上がり

何だか疲れた顔してるねなんて言われてハッとして老いたななんて気づいて


最終的な帰結をアウフヘーベンする事で誤魔化す為に本を読んだよ 沢山ね

でも答えはついぞ見つからないまま似合わないレシピ本買い漁ったり小動物の画像

恋愛のイロハに辟易 あそこの家の夫婦はいつも喧嘩してるぞ

どおりで飼い犬が俺のようにうんざりして疲れた顔をしてるわけだ


今日は何の日? どうでも良いよ 何がそんなに大事なの? 泣きたいなら ほら

君のリミット見せてあげる 才能の違いを思い知れ 酔いしれろ 魅せてやる

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