キャンサー
蟹座の星雲はキャンサーでくたばって壊れて流星になった
死ぬ事は仕方無い 生まれた事後悔とかそんな甘くなくて
雨上がり 路上にミミズの死体 とか 結構気持ち悪いな
詩情の欠片も無いね 救いようが無い 虚像のワンダ巨象
メモ帳なんて持ってないし貯金通帳に残高あったの遥か昔
生きたまま煮られてるみたいならもがくし生き延びたいよ
そうだろ 死に急ぐ事 は 生き急ぐ事から派生している
何かが微妙にずれている だから死にたくなったりもする
疲れたなと自覚出来ない程きつかった労働 そんなロード
教えてもらった事も今となっては何の役に立つか分からん
嘲け笑ってくれて全然構わない 悪いけどまだ死んでない
虚勢でも何でもない ぶっ壊れるまで走り続ける 生きる
何も持ってないから盗まれる心配も無い 才能だけだろう
苦汁の表情見せないで 突発的に手首でも切ってなさいな
私は私で無理矢理笑うけど 人生って案外面白いんだよな
学問に興味は無い 満たされてる 最期には私が笑うんだ
それを待っているとか生きてる死体だよ 希望要らないわ
何か悩んでストレスとか感じたり完全に不完全なんだけど
燃え尽きる灼熱の夏が過ぎて秋から冬 別に嫌いでは無い
凍り付く様な厳しい職歴があったから少し休む権利がある




