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焔の防衛線
棺桶にぶち込まれ焼かれる夢を見た
八月末の昼下がり 君はもういない
四方から火の手 そんな被害妄想は
いつか現実となるであろう死の予感
あらためて思う 人としての終わり
終末世界 今更感漂う 焔の防衛線
なんかべとべとする なんか飛べと
ビルの屋上フェンスの向こうに花畑
悲しみは消えないけど 私は消える
ああ 終わるんだ 永遠を信じてた
立ちはだかる壁をぶっ壊していく事
もはやそれより他に自分守る術無し
ひとりぼっちの闘い 灰になるまで
焔の防衛線 まだ死ぬべきじゃない
全てを終えたならば墓標は立つから
与り知らぬところで事件は起きてる
不条理とか不正の類もう通用しない
私はもう諦めているけれど明らかに
この人生は大きく有意義であろうと
最期には言える 八月末焔の防衛線




