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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
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存在しない品物

疲れ果てて見る夢には

大抵君が出てくる

とても色鮮やかで

現実と見紛う


何処にいるの?

麗しの君よ 会いたいよ

手を握ろうとしたら

サッと手を引込められた


そんな寂しい夢

もし夢を再生できる品物があるなら

無いか くだらないかもな

現実を見つめ現実を生きるしかない


それでも探せば麗しの君よ

何処かにいるんだろう?


顔がぱーっと紅潮する

好きなのかも知れない


また退屈な1日が始まる

逃げ場なんて無い

逃げるつもりも無いけれど


夜を待っている 朝

太陽が恨めしい 朝


うつ病なのかも知れないな

また夢の中に逃げ込みたいのだ


何処にも置いてない品物

ならば心の中で折り合いを付けよう


手は抜けない 足は棺桶から抜けない

お手上げさ 嘘八百では渡れない橋だ

技術革新出来るなら 既存の物よりも

自分で作り出すオリジナリティで輝く


だけど一目で良い 夢の中でも良い

君にまた会いたい それだけなんです


僕を強く叱ってくれ

そしたら頑張れる気がする

それを希望と名付けてもいいかい?


声が聴きたいよ 寂しさは癒される

いつか遠い国で デカい夢を叶えたい

そんな野望も 空の小瓶の中のビー玉

カランコロンと音を立てるだけ

力なんて きっと 人を傷付けるだけ

それなら何もしない選択が正しいのか


あのデパートにも あの駄菓子屋にも

売っていない品物 存在が危ぶまれて

僕はまた泣いてる 愛が欲しいよって

何処かにあるんだろ?愛が欲しいんだ

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